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(製鉄業奨励法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第百六號
公布年月日: 昭和11年6月8日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
製鉄業奨励法施行令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕製鐵業奬勵法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十一年六月六日
內閣總理大臣 廣田弘毅
大藏大臣 馬場鍈一
商工大臣 小川鄕太郞
勅令第百六號
製鐵業奬勵法施行令中左ノ通改正ス
第三條
製鐵業奬勵法第二條第三項ノ法人ノ各事業年度ノ資本金額ハ各月末ニ於ケル拂込ミタル株金額又ハ出資金額及積立金額ノ月割平均ヲ以テ之ヲ計算ス
前項ニ於テ積立金額ト稱スルハ積立金其ノ他名義ノ何タルヲ問ハズ法人ノ所得中其ノ留保シタル金額ヲ謂フ
第四條
前條ノ場合ニ於テ所得稅及營業收益稅ノ免除ヲ受クル製鐵事業ト其ノ他ノ事業トヲ營ム法人ノ資本金額ハ總資產價額ニ對スル當該製鐵事業ヨリ生ズル所得又ハ純益ノ基本タル資產價額ノ割合ヲ總資本金額ニ乘ジ之ヲ計算ス
前項ノ場合ニ於テ資產價額ノ割合ニ依ルヲ不適當トスルトキハ收入金ノ割合又ハ所得若ハ純益ノ割合其ノ他適當ナル方法ニ依リ之ヲ計算ス
第五條
製鐵業奬勵法第二條第三項ノ個人ノ各年ノ資本金額ハ前年中各月末ニ於ケル固定資本及運轉資本ノ月割平均ヲ以テ之ヲ計算ス但シ所得稅法第十四條第一項第六號但書又ハ營業收益稅法第六條第一項但書ノ規定ニ依リ所得又ハ純益ヲ算出スル場合ニ於テハ其ノ所得又ハ純益ノ算出當時ノ現況ニ依リ資本金額ヲ計算ス
前項ノ固定資本ハ直接ニ製鐵事業ノ用ニ供スル土地、家屋其ノ他ノ工作物、船舶、機械、器具等ノ價額ニ依リ之ヲ計算ス
前條ノ規定ハ個人ノ資本金額ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第六條
製鐵業奬勵法第二條第三項ノ資本金額ニ對スル年百分ノ十ノ割合ノ金額ハ法人ニ在リテハ當該事業年度ノ月數、個人ニ在リテハ其ノ年ノ營業ノ期間ノ月數ヲ資本金額ニ乘ジ之ヲ十二分シタル金額ニ百分ノ十ヲ乘ジテ之ヲ計算ス
前項ノ月數ハ曆ニ從ヒ之ヲ計算シ一月未滿ノ端數ヲ生ジタルトキハ之ヲ一月トス
第六條ノ二
所得稅ノ免除ヲ受ケントスル者ハ所得稅法第二十四條又ハ第二十五條ノ規定ニ依リ所得ヲ申吿スルトキ製鐵業奬勵法第二條ノ規定ニ依リ計算シタル免除ヲ受クル所得及資本金額ノ明細書ヲ添附シ其ノ旨所轄稅務署ニ申請スベシ
前項ノ場合ニ於テ所得稅ノ免除ヲ受クル製鐵事業ヨリ生ズル所得ト其ノ他ノ所得トヲ有スルトキハ之ヲ區別シタル計算書ヲ添附スベシ
第六條ノ三
營業收益稅ノ免除ヲ受ケントスル者ハ營業收益稅法第十一條又ハ第十二條ノ規定ニ依リ純益金額ヲ申吿スルトキ製鐵業奬勵法第二條ノ規定ニ依リ計算シタル免除ヲ受クル純益及資本金額ノ明細書ヲ添附シ其ノ旨所轄稅務署ニ申請スベシ
前項ノ場合ニ於テ營業收益稅ノ免除ヲ受クル製鐵事業ヨリ生ズル純益ト其ノ他ノ純益トヲ有スルトキハ之ヲ區別シタル計算書ヲ添附スベシ
第十四條第一項中「營業稅、營業收益稅及所得稅」ヲ「所得稅及營業收益稅」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十一年法律第三十二號施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕製鉄業奨励法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和十一年六月六日
内閣総理大臣 広田弘毅
大蔵大臣 馬場鍈一
商工大臣 小川郷太郎
勅令第百六号
製鉄業奨励法施行令中左ノ通改正ス
第三条
製鉄業奨励法第二条第三項ノ法人ノ各事業年度ノ資本金額ハ各月末ニ於ケル払込ミタル株金額又ハ出資金額及積立金額ノ月割平均ヲ以テ之ヲ計算ス
前項ニ於テ積立金額ト称スルハ積立金其ノ他名義ノ何タルヲ問ハズ法人ノ所得中其ノ留保シタル金額ヲ謂フ
第四条
前条ノ場合ニ於テ所得税及営業収益税ノ免除ヲ受クル製鉄事業ト其ノ他ノ事業トヲ営ム法人ノ資本金額ハ総資産価額ニ対スル当該製鉄事業ヨリ生ズル所得又ハ純益ノ基本タル資産価額ノ割合ヲ総資本金額ニ乗ジ之ヲ計算ス
前項ノ場合ニ於テ資産価額ノ割合ニ依ルヲ不適当トスルトキハ収入金ノ割合又ハ所得若ハ純益ノ割合其ノ他適当ナル方法ニ依リ之ヲ計算ス
第五条
製鉄業奨励法第二条第三項ノ個人ノ各年ノ資本金額ハ前年中各月末ニ於ケル固定資本及運転資本ノ月割平均ヲ以テ之ヲ計算ス但シ所得税法第十四条第一項第六号但書又ハ営業収益税法第六条第一項但書ノ規定ニ依リ所得又ハ純益ヲ算出スル場合ニ於テハ其ノ所得又ハ純益ノ算出当時ノ現況ニ依リ資本金額ヲ計算ス
前項ノ固定資本ハ直接ニ製鉄事業ノ用ニ供スル土地、家屋其ノ他ノ工作物、船舶、機械、器具等ノ価額ニ依リ之ヲ計算ス
前条ノ規定ハ個人ノ資本金額ノ計算ニ付之ヲ準用ス
第六条
製鉄業奨励法第二条第三項ノ資本金額ニ対スル年百分ノ十ノ割合ノ金額ハ法人ニ在リテハ当該事業年度ノ月数、個人ニ在リテハ其ノ年ノ営業ノ期間ノ月数ヲ資本金額ニ乗ジ之ヲ十二分シタル金額ニ百分ノ十ヲ乗ジテ之ヲ計算ス
前項ノ月数ハ暦ニ従ヒ之ヲ計算シ一月未満ノ端数ヲ生ジタルトキハ之ヲ一月トス
第六条ノ二
所得税ノ免除ヲ受ケントスル者ハ所得税法第二十四条又ハ第二十五条ノ規定ニ依リ所得ヲ申告スルトキ製鉄業奨励法第二条ノ規定ニ依リ計算シタル免除ヲ受クル所得及資本金額ノ明細書ヲ添附シ其ノ旨所轄税務署ニ申請スベシ
前項ノ場合ニ於テ所得税ノ免除ヲ受クル製鉄事業ヨリ生ズル所得ト其ノ他ノ所得トヲ有スルトキハ之ヲ区別シタル計算書ヲ添附スベシ
第六条ノ三
営業収益税ノ免除ヲ受ケントスル者ハ営業収益税法第十一条又ハ第十二条ノ規定ニ依リ純益金額ヲ申告スルトキ製鉄業奨励法第二条ノ規定ニ依リ計算シタル免除ヲ受クル純益及資本金額ノ明細書ヲ添附シ其ノ旨所轄税務署ニ申請スベシ
前項ノ場合ニ於テ営業収益税ノ免除ヲ受クル製鉄事業ヨリ生ズル純益ト其ノ他ノ純益トヲ有スルトキハ之ヲ区別シタル計算書ヲ添附スベシ
第十四条第一項中「営業税、営業収益税及所得税」ヲ「所得税及営業収益税」ニ改ム
附 則
本令ハ昭和十一年法律第三十二号施行ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本文
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