一般会計は赤字であるが、特別会計には剰余金が相当あるため、一時的な繰替使用を行うことを目的とする法案である。具体的には、通信事業特別会計から340万円、帝国鉄道特別会計から700万円、関東局特別会計から140万円、朝鮮及び台湾総督府特別会計から190万円、樺太庁特別会計から145万円、南洋庁特別会計から45万円を一般会計に繰替使用することを内容としている。一般会計の財政窮乏による止むを得ない措置として提案されている。
参照した発言:
第69回帝国議会 衆議院 昭和十一年度一般会計歳出の財源に充つる為公債発行に関する法律案委員会 第1号