(海軍給与令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第三百十八號
公布年月日: 昭和9年10月27日
法令の形式: 勅令
朕海軍給與令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和九年十月二十六日
內閣總理大臣 岡田啓介
海軍大臣 大角岑生
勅令第三百十八號
海軍給與令中左ノ通改正ス
第十六條ノ二 航海其ノ他ノ場合ニ於テ海軍大臣必要アリト認メタルトキハ適宜ノ時期ニ於テ其ノ月分ノ俸給ヲ受給スルコトヲ得
第四章第四節ヲ左ノ如ク改ム
第四節 航空手當
第五十一條 航空豫備學生又ハ豫備練習生ニシテ航空隊ニ在リテ航空機ニ搭乘スルモノニハ海軍大臣ノ定ムル所ニ依リ一月二十圓以內ノ手當ヲ給ス
第五十一條ノ二 前條ニ規定スル者入院、轉地療養、留置、勾留、處刑中若ハ被吿事件ノ爲護送中又ハ私事ニ依リ在隊セザルトキハ其ノ間前條ノ手當ヲ給セズ但シ航空ニ關スル公務ノ爲傷痍ヲ受ケ又ハ疾病ニ罹リ入院又ハ轉地療養ヲ爲ス場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第七十六條ノ三 航空豫備學生ニハ第十三表ノ二ニ準ジ被服物品(禮衣袴ヲ除ク)ヲ交付又ハ給與ス但シ其ノ定數ハ同表ノ範圍內ニ於テ海軍大臣之ヲ定ム
前項ニ依リ交付シタル被服物品ハ當該學生ヲ豫備員ニ採用シタル場合ニ限リ之ヲ還付セシメザルコトヲ得其ノ還付セシメザル被服物品ノ定數ハ海軍大臣之ヲ定ム
第八十條第三號、第四號及第六號中「下士官兵、」ノ下ニ「航空豫備學生、」ヲ加ヘ同條第十號中「大正八年勅令第二十五號」ヲ「海軍豫備員候補者令」ニ改ム
第九十一條第一號中「下士官兵」ノ下ニ「、航空豫備學生」ヲ、同條第二號中「下士官兵、」ノ下ニ「航空豫備學生、」ヲ加フ
附 則
本令ハ昭和九年十一月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕海軍給与令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和九年十月二十六日
内閣総理大臣 岡田啓介
海軍大臣 大角岑生
勅令第三百十八号
海軍給与令中左ノ通改正ス
第十六条ノ二 航海其ノ他ノ場合ニ於テ海軍大臣必要アリト認メタルトキハ適宜ノ時期ニ於テ其ノ月分ノ俸給ヲ受給スルコトヲ得
第四章第四節ヲ左ノ如ク改ム
第四節 航空手当
第五十一条 航空予備学生又ハ予備練習生ニシテ航空隊ニ在リテ航空機ニ搭乗スルモノニハ海軍大臣ノ定ムル所ニ依リ一月二十円以内ノ手当ヲ給ス
第五十一条ノ二 前条ニ規定スル者入院、転地療養、留置、勾留、処刑中若ハ被告事件ノ為護送中又ハ私事ニ依リ在隊セザルトキハ其ノ間前条ノ手当ヲ給セズ但シ航空ニ関スル公務ノ為傷痍ヲ受ケ又ハ疾病ニ罹リ入院又ハ転地療養ヲ為ス場合ハ此ノ限ニ在ラズ
第七十六条ノ三 航空予備学生ニハ第十三表ノ二ニ準ジ被服物品(礼衣袴ヲ除ク)ヲ交付又ハ給与ス但シ其ノ定数ハ同表ノ範囲内ニ於テ海軍大臣之ヲ定ム
前項ニ依リ交付シタル被服物品ハ当該学生ヲ予備員ニ採用シタル場合ニ限リ之ヲ還付セシメザルコトヲ得其ノ還付セシメザル被服物品ノ定数ハ海軍大臣之ヲ定ム
第八十条第三号、第四号及第六号中「下士官兵、」ノ下ニ「航空予備学生、」ヲ加ヘ同条第十号中「大正八年勅令第二十五号」ヲ「海軍予備員候補者令」ニ改ム
第九十一条第一号中「下士官兵」ノ下ニ「、航空予備学生」ヲ、同条第二号中「下士官兵、」ノ下ニ「航空予備学生、」ヲ加フ
附 則
本令ハ昭和九年十一月一日ヨリ之ヲ施行ス