(兵役法施行令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第三百一號
公布年月日: 昭和8年11月17日
法令の形式: 勅令
朕兵役法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和八年十一月十六日
內閣總理大臣 子爵 齋藤實
內務大臣 男爵 山本達雄
陸軍大臣 荒木貞夫
拓務大臣 永井柳太郞
外務大臣 廣田弘毅
勅令第三百一號
兵役法施行令中左ノ通改正ス
第四十九條中「樺太ニ於ケル聯隊區徵兵官」ノ下ニ「、一徵募區內ニ二以上ノ市在ルトキ當該市ニ於ケル聯隊區徵兵官」ヲ加フ
第五十條中「其ノ分屬スル部分)」ノ下ニ「、一徵募區內ニ二以上ノ市在ル當該徵募區」ヲ、「及區長、」ノ下ニ「一徵募區內ニ二以上ノ市在ルトキハ聯隊區司令官及市長、」ヲ加フ
第六十一條第二項中「第四十二條ノ市」ノ下ニ「、一徵募區內ニ二以上ノ市在ル當該徵募區」ヲ加フ
第六十二條第三項中「市長、」ノ下ニ「一徵募區內ニ二以上ノ市在ルトキハ聯隊區聯合抽籤徵兵署ヲ設ケタル市ノ市長、」ヲ加フ
第七十六條第一項但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ第六十一條第二項ノ規定ニ依リ聯隊區聯合抽籤徵兵署ヲ設ケタル場合ニ於テハ當該聯隊區聯合抽籤徵兵署ニ於テ之ヲ行フ
第七十七條第一項ヲ左ノ如ク改ム
抽籤ハ聯隊區抽籤徵兵署ニ在リテハ聯隊區徵兵官、聯隊區聯合抽籤徵兵署ニ在リテハ聯隊區聯合徵兵官列席シ抽籤總代人ヲシテ之ヲ爲サシム
第七十八條第三項中「及第八十一條」ヲ「、第八十一條及第百四十三條第一項」ニ改ム
第八十條中「又ハ領事館(總領事館ヲ含ム以下之ニ同ジ)」ヲ「、領事館(明治三十二年法律第七十號第十九條ニ規定スル領事館ヲ謂フ以下之ニ同ジ)內又ハ各其ノ所在地」ニ改ム
第八十一條第二項ヲ削リ同條第三項中「第一項」ヲ「前項」ニ改ム
第百二條第一號但書ヲ削リ同條第三號及第四號中「(關東州及南滿洲鐵道附屬地ヲ除ク)」ヲ削ル
第百三條第一號中「關東州、奉天省、吉林省」ヲ「滿洲國(南滿洲鐵道附屬地ヲ除ク)」ニ、「三十日」ヲ「四十日」ニ改メ同條第二號中「黑龍江省、」ヲ削ル
第百四十三條第一項中「朝鮮、臺灣、關東州又ハ」ヲ「第八十條ノ規定ニ依ル身體檢查竝ニ朝鮮、臺灣、關東州又ハ」ニ、「滿洲國ニ在リテハ警察署長及領事官」ヲ「南滿洲鐵道附屬地ニ在リテハ警察署長、滿洲國(南滿洲鐵道附屬地ヲ除ク)其ノ他ノ地ニ在リテハ領事官」ニ改メ「民政支署長」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和八年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際從前ノ規定ニ依リ現ニ徵集ヲ延期セラレ居ル者ニ付テハ第百二條及第百三條ノ規定ノ改正ニ拘ラズ仍從前ノ例ニ依ル
朕兵役法施行令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和八年十一月十六日
内閣総理大臣 子爵 斎藤実
内務大臣 男爵 山本達雄
陸軍大臣 荒木貞夫
拓務大臣 永井柳太郎
外務大臣 広田弘毅
勅令第三百一号
兵役法施行令中左ノ通改正ス
第四十九条中「樺太ニ於ケル連隊区徴兵官」ノ下ニ「、一徴募区内ニ二以上ノ市在ルトキ当該市ニ於ケル連隊区徴兵官」ヲ加フ
第五十条中「其ノ分属スル部分)」ノ下ニ「、一徴募区内ニ二以上ノ市在ル当該徴募区」ヲ、「及区長、」ノ下ニ「一徴募区内ニ二以上ノ市在ルトキハ連隊区司令官及市長、」ヲ加フ
第六十一条第二項中「第四十二条ノ市」ノ下ニ「、一徴募区内ニ二以上ノ市在ル当該徴募区」ヲ加フ
第六十二条第三項中「市長、」ノ下ニ「一徴募区内ニ二以上ノ市在ルトキハ連隊区連合抽籤徴兵署ヲ設ケタル市ノ市長、」ヲ加フ
第七十六条第一項但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ第六十一条第二項ノ規定ニ依リ連隊区連合抽籤徴兵署ヲ設ケタル場合ニ於テハ当該連隊区連合抽籤徴兵署ニ於テ之ヲ行フ
第七十七条第一項ヲ左ノ如ク改ム
抽籤ハ連隊区抽籤徴兵署ニ在リテハ連隊区徴兵官、連隊区連合抽籤徴兵署ニ在リテハ連隊区連合徴兵官列席シ抽籤総代人ヲシテ之ヲ為サシム
第七十八条第三項中「及第八十一条」ヲ「、第八十一条及第百四十三条第一項」ニ改ム
第八十条中「又ハ領事館(総領事館ヲ含ム以下之ニ同ジ)」ヲ「、領事館(明治三十二年法律第七十号第十九条ニ規定スル領事館ヲ謂フ以下之ニ同ジ)内又ハ各其ノ所在地」ニ改ム
第八十一条第二項ヲ削リ同条第三項中「第一項」ヲ「前項」ニ改ム
第百二条第一号但書ヲ削リ同条第三号及第四号中「(関東州及南満洲鉄道附属地ヲ除ク)」ヲ削ル
第百三条第一号中「関東州、奉天省、吉林省」ヲ「満洲国(南満洲鉄道附属地ヲ除ク)」ニ、「三十日」ヲ「四十日」ニ改メ同条第二号中「黒龍江省、」ヲ削ル
第百四十三条第一項中「朝鮮、台湾、関東州又ハ」ヲ「第八十条ノ規定ニ依ル身体検査並ニ朝鮮、台湾、関東州又ハ」ニ、「満洲国ニ在リテハ警察署長及領事官」ヲ「南満洲鉄道附属地ニ在リテハ警察署長、満洲国(南満洲鉄道附属地ヲ除ク)其ノ他ノ地ニ在リテハ領事官」ニ改メ「民政支署長」ヲ削ル
附 則
本令ハ昭和八年十二月一日ヨリ之ヲ施行ス
本令施行ノ際従前ノ規定ニ依リ現ニ徴集ヲ延期セラレ居ル者ニ付テハ第百二条及第百三条ノ規定ノ改正ニ拘ラズ仍従前ノ例ニ依ル