罹災救助基金法施行から30年以上が経過し、各道府県の基金総額は9,166万8千円余に達している。基金収入は年間約400万円だが、救助費等の必要経費はその4分の1程度で、残額は基金として貯蓄されている。一方、経済不況により道府県財政は窮乏しているため、罹災救助に支障のない範囲で基金収入を救護法施行経費等に使用できるよう改正を行う。また、救助費支出費目に埋葬費を追加し、字句の修正も併せて行うものである。
参照した発言: 第63回帝国議会 貴族院 本会議 第3号