競馬法施行から8年が経過し、昭和4年に一部改正されたが、法律制定当時の精神を達成するためにはさらなる改正が必要である。現在の産馬界の状況から、馬の改良増殖を図るため、牧野法を制定して種牡馬の充実を図るなど、早急に実施すべき施策が多い。また、救護法の実施も必要とされている。これらの状況を踏まえ、政府は慎重な検討の結果、競馬法の改正を提案することとした。
参照した発言: 第59回帝国議会 衆議院 本会議 第25号