製鉄所の生産規模拡大に伴う運転資金の不足と、経済不況による在庫品の著しい増加により、資金の運転が円滑を欠く状態となった。この状況下で製品の売り急ぎを行えば、民間製鉄業者を窮地に追い込み、市場の混乱を招く恐れがある。そのため、製鉄所運転資金に充当すべき金額の限度を1000万円増額する必要があり、製鉄所特別会計法の改正を提案するものである。
参照した発言: 第59回帝国議会 衆議院 本会議 第8号