賠償金特別会計は大正9年に設置され、ドイツ等との平和条約賠償条項に基づいて受領する賠償金等の経理を行ってきた。しかし、ドイツおよびその同盟国との戦争により損害を被った帝国臣民に対する救恤金の支出が終了したため、今後特別会計を存置する必要性が認められない。そのため、昭和5年度限りでこの会計を廃止することとし、本法案を提出するものである。
参照した発言: 第59回帝国議会 衆議院 本会議 第8号