大正13年7月から現行度量衡法が実施され、地方鉄道は昭和5年4月に国有鉄道と同時にメートル法を採用し、距離は哩からキロメートルへ、容積は立方フィートから立方メートルへと改められた。これにより、郵便車使用料の計算基準として哩と立方フィートルを規定している現行鉄道船舶郵便法が鉄道営業の実状に合わなくなったため、メートル法に準拠して改定する必要が生じた。なお本改正は単なる単位換算に過ぎず、鉄道業者への不利益や郵便車使用料金の増加を伴わないよう配慮されている。
参照した発言:
第59回帝国議会 貴族院 本会議 第3号