第二條 第一次家屋稅調查委員(以下本章ニ於テ之ヲ調查委員ト稱ス)ハ各市町村ノ區域ニ之ヲ置キ市町村長及家屋稅調查員(以下本令ニ於テ之ヲ調查員ト稱ス)ヲ以テ之ヲ組織ス
調查員ハ市町村ノ區域ニ於テ其ノ被選擧權アル者ニ就キ選擧人之ヲ選擧ス
第二條 各市町村ノ區域ニ於ケル調查員ノ定數左ノ如シ
人口十萬ヲ超ユル市町村ニ於テハ人口十萬、人口五十萬ヲ超ユル市町村ニ於テハ人口二十萬ヲ加フル每ニ調査員二人ヲ增加ス
調査員ノ定數ハ人口ニ增減アルモ總選擧ヲ行フ場合ニ非ザレバ之ヲ增減セズ
第四條 府縣知事特別ノ事情アリト認ムルトキハ區劃ヲ定メテ投票分會ヲ設クルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ投票分會ヲ設ケタルトキハ府縣知事ハ直ニ其ノ區劃ヲ告示スベシ
第五條 調査員ノ任期ハ四年トシ總選擧ノ日ヨリ之ヲ起算ス
第六條 市町村內ノ家屋ニ付家屋稅ヲ納ムル者ハ當該市町村ノ區域ニ於テ調査員ノ選擧權ヲ有ス但シ左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ此ノ限ニ在ラズ
三 六年ノ懲役若ハ禁錮以上ノ刑ニ處セラレ又ハ舊刑法ノ重罪ノ刑ニ處セラレタル者
四 六年未滿ノ懲役又ハ禁錮ノ刑ニ處セラレ其ノ刑ノ執行ヲ終リ又ハ執行ヲ受クルコトナキニ至ル迄ノ者
第七條 市町村內ニ住所ヲ有シ且其ノ市町村ノ區域ニ於テ選擧權ヲ有スル年齡二十五年以上ノ者ハ當該市町村ノ區域ニ於テ調査員ノ被選擧權ヲ有ス但シ禁治產者及準禁治產者ハ此ノ限ニ在ラズ
第八條 調査員ニ缺員ヲ生ジタルトキハ第三十一條ノ例ニ依リ之ヲ補充スベキ當選者ヲ定ムベシ
前項ノ規定ニ依リ當選者ヲ定ムルモ仍缺員アル場合ニ於テ其ノ缺員ガ當該市町村ノ區域ニ於ケル調査員ノ定數ノ三分ノ一ヲ超ユルトキ又ハ府縣知事ニ於テ必要ト認ムルトキハ補缺選擧ヲ行フベシ
第九條 市町村長ハ選擧期日前四十日目ヲ期トシ其ノ日ノ現在ニ依リ選擧人名簿ヲ調製スベシ
第十條 市町村長ハ選擧期日前二十日目ヲ期トシ其ノ日ヨリ七日間市役所、町村役場又ハ其ノ指定シタル場所ニ於テ選擧人名簿ヲ關係者ノ縱覽ニ供スベシ
縱覽ノ場所ハ縱覽開始ノ日前三日目迄ニ之ヲ告示スベシ
第十一條 選擧人名簿ニ關シ關係者ニ於テ異議アルトキハ縱覽期間內ニ之ヲ市町村長ニ申立ツルコトヲ得此ノ場合ニ於テハ市町村長ハ其ノ申立ヲ受ケタル日ヨリ五日內ニ之ヲ決定シ名簿ノ修正ヲ要スルトキハ直ニ之ヲ修正スベシ
市町村長前項ノ決定ヲ爲シタルトキハ直ニ申立人ニ理由ヲ附シタル決定書ヲ交付シ併セテ其ノ要領ヲ告示スベシ
第一項ノ決定ニ不服アル者ハ其ノ決定書ノ交付ヲ受ケタル者ニ在リテハ其ノ受ケタル日ヨリ、其ノ他ノ者ニ在リテハ告示アリタル日ヨリ十日內ニ府縣知事ニ訴願スルコトヲ得
第十二條 選擧人名簿ハ選擧期日ノ前三日目ヲ以テ確定ス
確定名簿ハ其ノ確定シタル日ヨリ一年內ニ於テ行フ選擧ニ之ヲ用フ
前條第三項ノ場合ニ於テ裁決アリタルニ依リ名簿ノ修正ヲ要スルトキハ市町村長ハ直ニ之ヲ修正シ併セテ其ノ旨ヲ告示スベシ
第十三條 第十一條ノ場合ニ於テ決定確定シ又ハ裁決アリタルニ依リ選擧人名簿無效ト爲リタルトキハ更ニ名簿ヲ調製スベシ
前二項ノ規定ニ依ル名簿ノ調製、縱覽、確定及異議決定ニ關スル期日及期間ハ府縣知事ノ定ムル所ニ依ル
前項ノ規定ニ依リ期日及期間ヲ定メタルトキハ府縣知事ハ直ニ之ヲ告示スベシ
名簿調製後ニ於テ選擧期日ヲ變更スルコトアルモ其ノ名簿ヲ用ヒ縱覽、確定及異議ノ決定ニ關スル期日及期間ハ前選擧期日ニ依リ之ヲ算定ス
投票分會ヲ設ケタル場合ニ於ケル選擧人ノ所屬及選擧人名簿ノ抄本ノ調製ニ關シ必要ナル事項ハ主務大臣ノ定ムル所ニ依ル
第十四條 府縣知事ハ選擧ノ期日前七日目迄ニ選擧ヲ行フベキ區域、投票ヲ行フベキ日時及選擧スベキ調査員ノ員數ヲ告示スベシ
天災事變等ノ爲投票ヲ行フコトヲ得ザルトキ又ハ更ニ投票ヲ行フノ必要アルトキハ府縣知事ハ當該市町村ノ區域又ハ投票分會ノ區劃ニ付投票ヲ行フベキ日時ヲ定メ投票ノ期日前七日目迄ニ之ヲ告示スベシ
第十五條 市町村長ハ選擧ノ期日前五日目迄ニ選擧會場(投票分會場ヲ含ム以下之ニ同ジ)ヲ告示スベシ
第十六條 市町村長ハ選擧長ト爲リ選擧會ヲ開閉シ其ノ取締ニ任ズ
市町村長ハ選擧人名簿ニ登錄セラレタル者ニシテ被選擧權ヲ有スル者ノ中ヨリ二人ノ選擧立會人ヲ選任スベシ
投票分會ニ於テハ市町村長ノ指定シタル吏員投票分會長ト爲リ之ヲ開閉シ其ノ取締ニ任ズ
市町村長ハ投票分會ニ於テ投票スベキ選擧人ニシテ被選擧權ヲ有スル者ノ中ヨリ二人ノ投票立會人ヲ選任スベシ
選擧人ハ選擧ノ當日投票時間內ニ自ラ選擧會場ニ到リ選擧人名簿又ハ其ノ抄本ノ對照ヲ經テ投票ヲ爲スベシ
投票時間內ニ選擧會場ニ入リタル選擧人ハ其ノ時間ヲ過グルモ投票ヲ爲スコトヲ得
選擧人ハ選擧會場ニ於テ投票用紙ニ自ラ被選擧人一人ノ氏名ヲ記載シテ投函スベシ
自ラ被選擧人ノ氏名ヲ書スルコト能ハザル者ハ投票ヲ爲スコトヲ得ズ
投票用紙ハ府縣知事ノ定ムル所ニ依リ一定ノ式ヲ用フベシ
投票分會ニ於テ爲シタル投票ハ投票分會長少クトモ一人ノ投票立會人ト共ニ投票函ノ儘之ヲ選擧長ニ送致スベシ
第十八條 確定名簿ニ登錄セラレザル者ハ投票ヲ爲スコトヲ得ズ但シ選擧人名簿ニ登錄セラルベキ確定決定書又ハ裁決書ヲ所持シ選擧ノ當日選擧會場ニ到ル者ハ此ノ限ニ在ラズ
確定名簿ニ登錄セラレタル者選擧人名簿ニ登錄セラルルコトヲ得ザル者ナルトキハ投票ヲ爲スコトヲ得ズ選擧ノ當日選擧權ヲ有セザル者ナルトキ亦同ジ
第十九條 投票ノ拒否ハ選擧立會人又ハ投票立會人之ヲ決定ス可否同數ナルトキハ選擧長又ハ投票分會長之ヲ決スベシ
投票分會ニ於テ投票拒否ノ決定ヲ受ケタル選擧人不服アルトキハ投票分會長ハ假ニ投票ヲ爲サシムベシ
前項ノ投票ハ選擧人ヲシテ之ヲ封筒ニ入レ封緘シ表面ニ自ラ其ノ氏名ヲ記載シ投函セシムベシ
第二十條 第三十五條ノ選擧及補缺選擧ヲ同時ニ行フ場合ニ於テハ一ノ選擧ヲ以テ合併シテ之ヲ行フ
第二十二條 選擧長ハ投票ノ日又ハ其ノ翌日(投票分會ヲ設ケタルトキハ總テノ投票函ノ送致ヲ受ケタル日又ハ其ノ翌日)選擧立會人立會ノ上投票函ヲ開キ投票ノ總數ト投票人ノ總數トヲ計算スベシ
前項ノ計算終リタルトキハ選擧長ハ先ヅ第十九條第二項ノ投票ヲ調査スベシ其ノ投票ノ受理如何ハ選擧立會人之ヲ決定ス可否同數ナルトキハ選擧長之ヲ決スベシ
天災事變等ノ爲開票ヲ行フコト能ハザルトキハ市町村長ハ更ニ開票ノ日時ヲ定ムベシ此ノ場合ニ於テ選擧會場ノ變更ヲ要スルトキハ豫メ更ニ其ノ場所ヲ告示スベシ
第二十三條 選擧人ハ其ノ選擧會ノ參觀ヲ求ムルコトヲ得但シ開票開始前ハ此ノ限ニ在ラズ
第二十四條 府縣知事特別ノ事情アリト認ムルトキハ區劃ヲ定メテ開票分會ヲ設クルコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ開票分會ヲ設クル場合ニ於テ必要ナル事項ハ主務大臣ノ定ムル所ニ依ル
第二十六條 投票ノ效力ハ選擧立會人之ヲ決定ス可否同數ナルトキハ選擧長之ヲ決スベシ
第二十七條 調査員ノ選擧ハ有效投票ノ最多數ヲ得タル者ヲ以テ當選者トス得票ノ數同ジキトキハ年長者ヲ取リ年齡同ジキトキハ選擧長抽籤シテ之ヲ定ムベシ
第二十八條 當選者選擧ノ期日後ニ於テ被選擧權ヲ有セザルニ至リタルトキハ當選ヲ失フ
第二十九條 選擧長ハ選擧錄ヲ作リ選擧會ニ關スル顚末ヲ記載シ之ヲ朗讀シ選擧立會人ト共ニ之ニ署名スベシ
投票分會長ハ投票錄ヲ作リ投票ニ關スル顚末ヲ記載シ之ヲ朗讀シ投票立會人ト共ニ之ニ署名スベシ
投票分會長ハ投票函ト同時ニ投票錄ヲ選擧長ニ送致スベシ
選擧錄及投票錄ハ投票、選擧人名簿其ノ他ノ關係書類ト共ニ調査員ノ任期間市町村長ニ於テ之ヲ保存スベシ
第三十條 當選者定マリタルトキハ市町村長ハ直ニ當選者ニ當選ノ旨ヲ告知シ同時ニ當選者ノ住所氏名ヲ告示スベシ當選者ナキトキ又ハ當選者其ノ選擧ニ於テ選擧スベキ調査員ノ員數ニ達セザルトキハ直ニ其ノ旨ヲ告示シ併セテ之ヲ府縣知事ニ報告スベシ
當選者當選ノ告知ヲ受ケタルトキハ十日內ニ其ノ當選ヲ承諾スルヤ否ヲ市町村長ニ申立ツベシ
當選者前項ノ申立ヲ其ノ期間內ニ爲サザルトキハ當選ヲ辭シタルモノト看做ス
市町村長第二項ノ規定ニ依ル申立ヲ受ケタルトキハ直ニ其ノ旨ヲ府縣知事ニ報告スベシ
當選者ナキニ至リタルトキ又ハ當選者其ノ選擧ニ於テ選擧スベキ調査員ノ員數ニ達セザルニ至リタルトキハ市町村長ハ直ニ其ノ旨ヲ告示シ併セテ之ヲ府縣知事ニ報告スベシ
第三十一條 當選者左ニ揭グル事由ノ一ニ該當スル場合ニ於テ他ノ得票者ニシテ當選者ト爲ラザリシ者アルトキハ直ニ選擧會ヲ開キ其ノ者ノ中ニ就キ當選者ヲ定ムベシ
三 第三十四條ノ規定ニ依ル異議申立又ハ訴願ノ結果當選無效ト爲リタルトキ
前項ノ場合ニ於テ當選者ト爲ラザリシ者選擧ノ期日後ニ於テ被選擧權ヲ有セザルニ至リタルトキハ之ヲ當選者ト定ムルコトヲ得ズ
第一項ノ場合ニ於テハ市町村長ハ豫メ選擧會ノ場所及日時ヲ告示スベシ
第三十二條 當選者當選ヲ承諾シタルトキハ府縣知事ハ直ニ當選證書ヲ付與シ併セテ其ノ住所氏名ヲ告示スベシ
第三十三條 選擧ノ規定ニ違反スルコトアルトキハ選擧ノ結果ニ異動ヲ生ズルノ虞アル場合ニ限リ其ノ選擧ノ全部又ハ一部ヲ無效トス但シ當選ニ異動ヲ生ズルノ虞ナキ者ヲ區分シ得ルトキハ其ノ者ニ限リ當選ヲ失フコトナシ
第三十四條 選擧人選擧又ハ當選ノ效力ニ關シ異議アルトキハ選擧ニ關シテハ選擧ノ日ヨリ、當選ニ關シテハ第三十條第一項又ハ第五項ノ告示ノ日ヨリ七日內ニ之ヲ市町村長ニ申立ツルコトヲ得此ノ場合ニ於テハ市町村長ハ其ノ申立ヲ受ケタル日ヨリ十四日內ニ之ヲ決定スベシ
前項ノ決定ニ關シテハ第十一條第二項及第三項ノ規定ヲ準用ス
第八條第二項又ハ第三十五條ノ選擧ハ之ニ關係アル選擧又ハ當選ニ關スル異議申立期間、異議ノ決定確定セザル間又ハ訴願ノ裁決アル迄ハ之ヲ行フコトヲ得ズ
選擧又ハ當選ニ關スル異議ノ決定確定シ又ハ訴願ノ裁決アル迄ハ調査員ハ會議ニ列席シ議事ニ參與スルノ權ヲ失ハズ
第三十五條 選擧無效ト確定シタルトキ、當選者ナキトキ又ハ當選者ナキニ至リタルトキハ更ニ選擧ヲ行フベシ當選者其ノ選擧ニ於テ選擧スベキ調査員ノ員數ニ達セザルトキ又ハ員數ニ達セザルニ至リタルトキ其ノ不足ノ員數ニ付亦同ジ
第三十六條 調査員被選擧權ヲ有セザル者ナルトキハ其ノ職ヲ失フ其ノ被選擧權ノ有無ハ市町村長之ヲ決定ス
市町村長前項ノ決定ヲ爲シタルトキハ直ニ本人ニ理由ヲ附シタル決定書ヲ交付スベシ
第一項ノ決定ヲ受ケタル者不服アルトキハ其ノ決定書ノ交付ヲ受ケタル日ヨリ十日內ニ府縣知事ニ訴願スルコトヲ得
第三十四條第四項ノ規定ハ第一項及前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
第三十七條 調査委員ハ市町村內ノ家屋ノ賃貸價格ヲ調査ス
調査委員ハ其ノ調査員中ヨリ第二次家屋稅調査委員ヲ組織スベキ者ヲ選擧スベシ
前項ノ規定ニ依リ選擧スベキ調査員ノ定數ハ人口十萬以上ノ市町村ノ區域ニ於ケル調査委員ニ在リテハ三人、人口二萬以上ノ市町村ノ區域ニ於ケル調査委員ニ在リテハ二人、其ノ他ノ調査委員ニ在リテハ一人トス
前項ノ定數ハ人口ニ增減アルモ第一次家屋稅調査委員ヲ組織スベキ調査員ノ定數ヲ變更スル場合ニ非ザレバ之ヲ增減セズ
第一項ノ規定ニ依リ第二次家屋稅調査委員ヲ組織スベキ者ヲ選擧シタルトキハ議長ハ直ニ其ノ氏名ヲ府縣知事ニ報告スベシ
招集及會議ノ事件ハ開會ノ日前三日目迄ニ府縣知事市町村長ヲシテ之ヲ告知セシムベシ
第四十條 調査委員ハ調査員定數ノ半數以上出席スルニ非ザレバ會議ヲ開クコトヲ得ズ但シ同一ノ事件ニ付招集再囘ニ至ルモ仍半數ニ滿タザルトキ又ハ招集ニ應ズルモ出席調査員定數ヲ缺キ議長ニ於テ出席ヲ催告シ仍半數ニ滿タザルトキハ此ノ限ニ在ラズ
第四十一條 調査委員ノ議事ハ調査員ノ過半數ヲ以テ決ス可否同數ナルトキハ議長ノ決スル所ニ依ル
議長ハ其ノ職務ヲ行フ場合ニ於テモ之ガ爲調査員トシテ議決ニ加ハルノ權ヲ失ハズ
第四十二條 第三十七條第二項ノ規定ニ依リ調査委員ニ於テ行フ選擧ニ付テハ第十七條、第二十五條及第二十七條ノ規定ヲ準用ス其ノ投票ノ效力ニ關シ異議アルトキハ調査委員之ヲ決定ス
前項ノ選擧ニ付テハ調査委員ハ調査員ニ於テ異議ナキ場合ニ限リ指名推選ノ法ヲ用ヒ全員ノ同意ヲ得タル被指名者ヲ以テ當選者ト定ムルコトヲ得
第四十三條 議長ハ會議ヲ總理シ會議ノ順序ヲ定メ其ノ日ノ會議ヲ開閉シ議場ノ秩序ヲ保持ス
第四十五條 議長ハ書記ヲシテ會議錄ヲ調製シ會議ノ顚末及出席者ノ氏名ヲ記載セシムベシ
會議錄ハ議長及調査員二人以上之ニ署名スルコトヲ要ス其ノ調査員ハ調査委員ニ於テ之ヲ定ムベシ
議長ハ會議錄ノ寫ヲ添ヘ會議ノ結果ヲ府縣知事ニ報告スベシ
第四十六條 市町村長ハ市町村內ノ家屋ノ賃貸價格ニ關スル下調書ヲ調製シ之ヲ調査委員ニ提出スベシ
前項ノ下調書ノ提出アリタルトキハ調査委員ハ家屋ノ賃貸價格ヲ調査シ其ノ調査書ヲ作製シ直ニ第二次家屋稅調査委員ニ之ヲ送付スベシ但シ大正十五年勅令第三百三十九號第三條第一項及第二項ノ家屋ノ賃貸價格ニ關スル調査書ハ調査委員ノ會議ノ閉會後十日內ニ府縣知事ニ對シ之ヲ送付スベシ