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(軌道法中改正法律)
法令番号: 法律第六十一號
公布年月日: 昭和4年4月18日
法令の形式: 法律
被改正法
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改正:
軌道法
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル軌道法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和四年四月十七日
內閣總理大臣 男爵 田中義一
鐵道大臣 小川平吉
大藏大臣 三土忠造
內務大臣 望月圭介
法律第六十一號
軌道法中左ノ通改正ス
第十一條第一項中「運轉時刻」ヲ「運轉速度及度數」ニ、同條第二項中「料金又ハ運轉時刻」ヲ「料金、運轉速度、度數又ハ發著時刻」ニ改ム
第十七條
公共團體ニ於テ公益上ノ必要ニ因リ軌道(未タ運輸開始ニ至ラサル線路ヲ含ム)ノ全部又ハ一部及其ノ附屬物件ヲ買收セムトスルトキハ軌道經營者ハ之ヲ拒ムコトヲ得ス
前項ノ規定ニ依リテ一部買收セラレタル爲殘存線路ノミニ付事業ヲ繼續スルコト能ハサルニ至リタルトキハ軌道經營者ハ殘存開業線路ニ付テハ該線路及其ノ附屬物件ノ買收ヲ求メ未タ運輸開始ニ至ラサル殘存線路ニ付テハ其ノ事業廢止ニ因リテ生スル損失ノ補償ヲ求ムルコトヲ得
第十八條
公共團體ニ於テ前條ノ規定ニ依ル買收ヲ爲サムトスルトキハ主務大臣ノ認可ヲ受クヘシ
公共團體ニ於テ前條ノ規定ニ依ル買收ヲ爲シタルトキハ特許ニ因リテ生スル權利義務ヲ承繼ス
第十九條
公共團體カ第十七條ノ規定ニ依ル買收又ハ補償ヲ爲ス場合ニ於テハ買收價額又ハ補償金額ハ協定ニ依ル協議調ハサルトキハ申請ニ因リ地方鐵道法第三十一條乃至第三十三條ノ二又ハ第三十六條ノ二ノ規定ニ準シ算出シタル金額ヲ標準トシテ主務大臣之ヲ裁定ス
第二十條中「第十八條第一項」ヲ「第十七條」ニ改ム
第二十六條
地方鐵道法第六條ノ二乃至第八條、第十條第二項、第十一條、第十五條、第十七條、第十九條第二項、第二十三條第二項第三項、第二十五條、第二十七條、第三十條乃至第三十六條ノ二、第三十六條ノ四及第三十六條ノ五ノ規定ハ軌道ニ之ヲ準用ス但シ地方鐵道法第七條第二項及第八條中鐵道抵當法トアルハ明治四十二年法律第二十八號トス
第二十九條第一項ニ左ノ一號ヲ加フ
五
第二十六條ニ於テ準用スル地方鐵道法第六條ノ四第一項ノ規定ニ違反シタルトキ又ハ同條第二項ノ規定ニ違反シテ後配株主ニ不利益ヲ及ホシタルトキ
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル軌道法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和四年四月十七日
内閣総理大臣 男爵 田中義一
鉄道大臣 小川平吉
大蔵大臣 三土忠造
内務大臣 望月圭介
法律第六十一号
軌道法中左ノ通改正ス
第十一条第一項中「運転時刻」ヲ「運転速度及度数」ニ、同条第二項中「料金又ハ運転時刻」ヲ「料金、運転速度、度数又ハ発著時刻」ニ改ム
第十七条
公共団体ニ於テ公益上ノ必要ニ因リ軌道(未タ運輸開始ニ至ラサル線路ヲ含ム)ノ全部又ハ一部及其ノ附属物件ヲ買収セムトスルトキハ軌道経営者ハ之ヲ拒ムコトヲ得ス
前項ノ規定ニ依リテ一部買収セラレタル為残存線路ノミニ付事業ヲ継続スルコト能ハサルニ至リタルトキハ軌道経営者ハ残存開業線路ニ付テハ該線路及其ノ附属物件ノ買収ヲ求メ未タ運輸開始ニ至ラサル残存線路ニ付テハ其ノ事業廃止ニ因リテ生スル損失ノ補償ヲ求ムルコトヲ得
第十八条
公共団体ニ於テ前条ノ規定ニ依ル買収ヲ為サムトスルトキハ主務大臣ノ認可ヲ受クヘシ
公共団体ニ於テ前条ノ規定ニ依ル買収ヲ為シタルトキハ特許ニ因リテ生スル権利義務ヲ承継ス
第十九条
公共団体カ第十七条ノ規定ニ依ル買収又ハ補償ヲ為ス場合ニ於テハ買収価額又ハ補償金額ハ協定ニ依ル協議調ハサルトキハ申請ニ因リ地方鉄道法第三十一条乃至第三十三条ノ二又ハ第三十六条ノ二ノ規定ニ準シ算出シタル金額ヲ標準トシテ主務大臣之ヲ裁定ス
第二十条中「第十八条第一項」ヲ「第十七条」ニ改ム
第二十六条
地方鉄道法第六条ノ二乃至第八条、第十条第二項、第十一条、第十五条、第十七条、第十九条第二項、第二十三条第二項第三項、第二十五条、第二十七条、第三十条乃至第三十六条ノ二、第三十六条ノ四及第三十六条ノ五ノ規定ハ軌道ニ之ヲ準用ス但シ地方鉄道法第七条第二項及第八条中鉄道抵当法トアルハ明治四十二年法律第二十八号トス
第二十九条第一項ニ左ノ一号ヲ加フ
五
第二十六条ニ於テ準用スル地方鉄道法第六条ノ四第一項ノ規定ニ違反シタルトキ又ハ同条第二項ノ規定ニ違反シテ後配株主ニ不利益ヲ及ホシタルトキ
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
本文
詳細・沿革