競馬法施行から5年が経過し、馬産振興に大きく寄与してきたが、出走馬の現状と馬政の根本に照らして改正が必要となった。改正の要点は、開催期間の延長、法人数の増加、政府納付金率の増加の3点である。開催期間延長と法人数増加は、馬政計画遂行のため競馬鍛練を要する馬数に基づき競馬設備の充実を図るためである。政府納付金率増加は、馬券売上げの現況と競馬倶楽部の負担力から引き上げ余地があると判断し、馬に関する施設の経費に充当して馬政上の要求に応えるためである。
参照した発言:
第56回帝国議会 衆議院 本会議 第11号