(海軍禮砲令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百四十四號
公布年月日: 昭和3年10月27日
法令の形式: 勅令
朕海軍禮砲令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和三年十月二十六日
內閣總理大臣 男爵 田中義一
海軍大臣 岡田啓介
勅令第二百四十四號
海軍禮砲令中左ノ通改正ス
第一條 本令ハ軍艦旗ヲ揭揚スル軍艦竝ニ特ニ規定アル軍艦以外ノ艦船及陸上部隊ニ之ヲ適用ス
第十七條ノ二 前條ノ禮砲又ハ答砲ヲ行フベキ場合ニ於テ特ニ必要アルトキハ第二條但書ノ規定ニ依リ海軍大臣ノ指定スル軍艦又ハ軍艦以外ノ艦船ニ在リテモ禮砲ヲ行フコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ軍艦以外ノ艦船禮砲ヲ行フ場合ニ於テハ本令中軍艦ニ關スル規定ヲ準用ス
第十八條第二項ヲ削ル
第十八條ノ二 前二條ノ處置ヲ爲シタルトキハ當該指揮官ハ速ニ其ノ情況ヲ海軍大臣ニ報告スベシ
第二十七條ノ二 皇后、太皇太后、皇太后以外ノ皇族乘艦中非公式ヨリ公式ニ又ハ公式ヨリ非公式ニ變ズルトキハ其ノ乘艦航行中ナルトキハ該艦ノミ皇禮砲ヲ行ヒ其ノ乘艦碇泊中ナルトキハ所在各艦亦該艦ニ傚ヒ皇禮砲ヲ行フベシ
第三十條中「天長節祝日」ヲ「天長節、明治節」ニ改ム
第三十一條表中禮砲ヲ行フ場合及時機ノ欄中「又ハ解職」ヲ「及解職」ニ改ム
第三十四條中「演習中」ヲ「演習ノ際(演習部隊ヲ編制シタル時ヨリ之ヲ解クニ至ル迄ノ間)」ニ改ム
第三十八條第一項中「外國軍艦ノ碇泊スル港灣」ノ下ニ「又ハ禮砲ヲ行フベキ砲臺アル港灣」ヲ加フ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕海軍礼砲令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和三年十月二十六日
内閣総理大臣 男爵 田中義一
海軍大臣 岡田啓介
勅令第二百四十四号
海軍礼砲令中左ノ通改正ス
第一条 本令ハ軍艦旗ヲ掲揚スル軍艦並ニ特ニ規定アル軍艦以外ノ艦船及陸上部隊ニ之ヲ適用ス
第十七条ノ二 前条ノ礼砲又ハ答砲ヲ行フベキ場合ニ於テ特ニ必要アルトキハ第二条但書ノ規定ニ依リ海軍大臣ノ指定スル軍艦又ハ軍艦以外ノ艦船ニ在リテモ礼砲ヲ行フコトヲ得
前項ノ規定ニ依リ軍艦以外ノ艦船礼砲ヲ行フ場合ニ於テハ本令中軍艦ニ関スル規定ヲ準用ス
第十八条第二項ヲ削ル
第十八条ノ二 前二条ノ処置ヲ為シタルトキハ当該指揮官ハ速ニ其ノ情況ヲ海軍大臣ニ報告スベシ
第二十七条ノ二 皇后、太皇太后、皇太后以外ノ皇族乗艦中非公式ヨリ公式ニ又ハ公式ヨリ非公式ニ変ズルトキハ其ノ乗艦航行中ナルトキハ該艦ノミ皇礼砲ヲ行ヒ其ノ乗艦碇泊中ナルトキハ所在各艦亦該艦ニ倣ヒ皇礼砲ヲ行フベシ
第三十条中「天長節祝日」ヲ「天長節、明治節」ニ改ム
第三十一条表中礼砲ヲ行フ場合及時機ノ欄中「又ハ解職」ヲ「及解職」ニ改ム
第三十四条中「演習中」ヲ「演習ノ際(演習部隊ヲ編制シタル時ヨリ之ヲ解クニ至ル迄ノ間)」ニ改ム
第三十八条第一項中「外国軍艦ノ碇泊スル港湾」ノ下ニ「又ハ礼砲ヲ行フベキ砲台アル港湾」ヲ加フ
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス