(台湾事業公債法中改正法律)
法令番号: 法律第12号
公布年月日: 昭和2年3月29日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

台湾における農産物の生産高増加に伴い、現在の単線鉄道では輸送能力が不足するため、縦貫鉄道の複線化工事が必要となっている。第一期計画として、台北・竹南間(57哩)と高雄・台南間(28.8哩)の複線化を実施する。これらの区間は貨物輸送が最も輻輳する箇所である。工事費1,400万3千円のうち、1,353万6千円を公債で賄う計画である。また、台湾電力株式会社所有の二水停車場から外車埕までの私設鉄道(18哩)を買収する。この広軌鉄道は日月潭の電力工事用に敷設されたが、工事中止に伴い国有化する。買収費用433万1,600円も公債で調達する。これらの公債総額から不用額140万円余を差し引いた金額を増加する。

参照した発言:
第52回帝国議会 衆議院 朝鮮事業公債法改正法律案外二件委員会 第2号

審議経過

第52回帝国議会

衆議院
(昭和2年1月29日)
(昭和2年3月10日)
貴族院
(昭和2年3月12日)
(昭和2年3月18日)
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル臺灣事業公債法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二年三月二十九日
內閣總理大臣 若槻禮次郞
大藏大臣 片岡直溫
法律第十二號
臺灣事業公債法中左ノ通改正ス
第一條中「一億三千三百八十萬圓」ヲ「一億五千三十萬圓」ニ改ム
附 則
本法ハ昭和二年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル台湾事業公債法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
昭和二年三月二十九日
内閣総理大臣 若槻礼次郎
大蔵大臣 片岡直温
法律第十二号
台湾事業公債法中左ノ通改正ス
第一条中「一億三千三百八十万円」ヲ「一億五千三十万円」ニ改ム
附 則
本法ハ昭和二年四月一日ヨリ之ヲ施行ス