関税定率法の一般改正において、砂糖類の関税率は砂糖消費税と併せて検討する必要があったため、第51議会では据え置かれていた。その後、関税調査委員会での慎重審議を経て、砂糖と酸化コバルトの税率改正が必要との答申を受けた。砂糖については、台湾での生産が増加したものの国内需要を満たせず輸入に依存している現状を踏まえ、国内糖業保護と消費者への安価供給の両立を図るため、色相による区分を簡素化し税率を改定する。酸化コバルトは、国内生産が廃止され復活の見込みがないため、関税を撤廃することとした。
参照した発言:
第52回帝国議会 衆議院 本会議 第8号
六〇七ノ二 |
カッサヴアルート |
每百斤 |
〇・六〇 |
六〇七ノ二 |
カッサヴアルート |
毎百斤 |
〇・六〇 |