台湾鉄道用品特別会計の資金は、明治35年の制定時には10万円であったが、鉄道事業の発展に伴い段階的に増額され、大正7年から50万円となっている。現在の資金では年間6〜7回転で300〜350万円の予算規模が限度だが、昭和11年度の用品資金予算は約1,119万円に達しており、現状の資本金では需要に対応できない。そこで昭和2年度に15万円を増額して65万円とし、資金予算を455万円に増額する。さらに将来的には鉄道事業の発展に応じて段階的に増額し、最終的に100万円まで引き上げることを計画している。
参照した発言:
第52回帝国議会 衆議院 本会議 第10号