近年の国債増加が著しく、最近10年間で総額が2倍以上に増加している。このまま放置すれば国庫負担が過重となり、金融市場を圧迫して経済界に悪影響を及ぼす恐れがある。そこで、起債額の減少に努めるとともに、国債償還額の増加を図ることが急務である。具体的には、従来の償還資金の繰入に加え、歳計剰余金の4分の1を国債償還に充てる制度を法制化することとした。これにより、将来にわたる継続的な国債償還を確実に実行することを目指す。
参照した発言: 第52回帝国議会 衆議院 本会議 第8号