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(関東州酒税令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第六十四號
公布年月日: 大正15年4月15日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
関東州酒税令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕關東州酒稅令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
攝政名
大正十五年四月十四日
內閣總理大臣 若槻禮次郞
勅令第六十四號
關東州酒稅令中左ノ通改正ス
第一條ニ左ノ一項ヲ加フ
本令ニ於テ酒精ト稱スルハ原容量百分中純酒精ノ容量九十以上ノモノヲ謂フ
第三條第一項ヲ左ノ如ク定ム
酒類ニハ左ノ割合ニ依リ酒稅ヲ課ス
一
釀造酒
支那酒タル淸酒、黃酒、濁酒 一石ニ付 三圓
麥酒 一石ニ付 六圓
葡萄酒 一石ニ付 十六圓
前記以外ノ釀造酒 一石ニ付 十二圓
二
酒精以外ノ蒸餾酒
原容量百分中純酒精ノ容量三十五以下ノモノ 一石ニ付 五圓
原容量百分中純酒精ノ容量三十五ヲ超ユルモノ 一石ニ付 原容量百分中純酒精ノ容量三十五以下ノモノニ課スル金額ニ原容量百分中純酒精ノ容量三十五ヲ超ユル一箇每ニ四十錢ヲ加ヘタル金額
三
酒精 一石ニ付 原容量百分中純酒精ノ容量一箇每ニ四十錢
四
再製酒
白酒、味淋 一石ニ付 十二圓
前記以外ノ再製酒 一石ニ付 原容量百分中純酒精ノ容量一箇每ニ四十錢但シ一石ニ付十六圓ニ滿タサルトキハ十六圓トス
第七條第三項中「蒸餾酒ハ一圓五十錢、再製酒ハ十二圓」ヲ「酒精以外ノ蒸餾酒ハ五圓、酒精ハ三十六圓、白酒味淋以外ノ再製酒ハ十六圓」ニ改ム
第十四條ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ當該官吏ノ承認ヲ受ケ他ノ酒類製造者ノ酒類製造用ニ供スル爲之ニ讓渡ストキハ此ノ限ニ在ラス
第十四條ニ左ノ一項ヲ加フ
前項但書ノ規定ニ依リ讓受ケタル酒母、醪其ノ他ノ醱酵液ヲ酒類製造用外ニ供シタルトキハ前項ノ規定ニ準シ酒稅ヲ課ス
第十九條中「酒類ヲ」ヲ削リ「酒精」ヲ「酒類」ニ改ム
第二十七條中「八十錢」ヲ「三圓」ニ、「一圓六十錢」ヲ「六圓」ニ改ム
附 則
本令施行ノ期日ハ關東長官之ヲ定ム
朕関東州酒税令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
摂政名
大正十五年四月十四日
内閣総理大臣 若槻礼次郎
勅令第六十四号
関東州酒税令中左ノ通改正ス
第一条ニ左ノ一項ヲ加フ
本令ニ於テ酒精ト称スルハ原容量百分中純酒精ノ容量九十以上ノモノヲ謂フ
第三条第一項ヲ左ノ如ク定ム
酒類ニハ左ノ割合ニ依リ酒税ヲ課ス
一
醸造酒
支那酒タル清酒、黄酒、濁酒 一石ニ付 三円
麦酒 一石ニ付 六円
葡萄酒 一石ニ付 十六円
前記以外ノ醸造酒 一石ニ付 十二円
二
酒精以外ノ蒸餾酒
原容量百分中純酒精ノ容量三十五以下ノモノ 一石ニ付 五円
原容量百分中純酒精ノ容量三十五ヲ超ユルモノ 一石ニ付 原容量百分中純酒精ノ容量三十五以下ノモノニ課スル金額ニ原容量百分中純酒精ノ容量三十五ヲ超ユル一箇毎ニ四十銭ヲ加ヘタル金額
三
酒精 一石ニ付 原容量百分中純酒精ノ容量一箇毎ニ四十銭
四
再製酒
白酒、味淋 一石ニ付 十二円
前記以外ノ再製酒 一石ニ付 原容量百分中純酒精ノ容量一箇毎ニ四十銭但シ一石ニ付十六円ニ満タサルトキハ十六円トス
第七条第三項中「蒸餾酒ハ一円五十銭、再製酒ハ十二円」ヲ「酒精以外ノ蒸餾酒ハ五円、酒精ハ三十六円、白酒味淋以外ノ再製酒ハ十六円」ニ改ム
第十四条ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ当該官吏ノ承認ヲ受ケ他ノ酒類製造者ノ酒類製造用ニ供スル為之ニ譲渡ストキハ此ノ限ニ在ラス
第十四条ニ左ノ一項ヲ加フ
前項但書ノ規定ニ依リ譲受ケタル酒母、醪其ノ他ノ醗酵液ヲ酒類製造用外ニ供シタルトキハ前項ノ規定ニ準シ酒税ヲ課ス
第十九条中「酒類ヲ」ヲ削リ「酒精」ヲ「酒類」ニ改ム
第二十七条中「八十銭」ヲ「三円」ニ、「一円六十銭」ヲ「六円」ニ改ム
附 則
本令施行ノ期日ハ関東長官之ヲ定ム
本文
詳細・沿革