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(所得税法施行規則中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二十九號
公布年月日: 大正15年3月31日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
所得税法施行規則
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕所得稅法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
攝政名
大正十五年三月三十一日
內閣總理大臣 若槻禮次郞
大藏大臣 濱口雄幸
勅令第二十九號
所得稅法施行規則中左ノ通改正ス
第一條ヲ第一條ノ二トス
第一條
法人ノ前事業年度ヨリ繰越シタル益金又ハ損金ハ其ノ事業年度ノ所得計算上益金又ハ損金ニ之ヲ算入セス
第四條
所得稅法第二十一條ノ規定ニ依リ淸算所得中百分ノ五ノ稅率ヲ適用スヘキ金額ハ解散當時ノ積立金(最後ノ事業年度ニ於テ留保シタル金額ヲ含ム)及淸算期間中ニ生シタル所得稅法其ノ他ノ法律ニ依リ所得稅ヲ課セラレサル所得ニ相當スル金額ノ合計ニ依ル
前項ノ所得稅法其ノ他ノ法律ニ依リ所得稅ヲ課セラレサル所得ニ相當スル金額ノ計算ニ付テハ所得稅法第四條ノ規定ヲ準用ス
第五條
所得稅法第二十一條ノ二ノ規定ニ依リ普通所得ヲ年額ニ換算スル場合ニ於テハ普通所得ヲ十二倍シタルモノヲ當該事業年度ノ月數ヲ以テ除シ之ヲ計算ス
前項ノ月數ノ計算ニ付テハ第一條ノ二第二項ノ規定ヲ準用ス
第六條
所得稅法第二十一條第二項又ハ第四項ノ規定ニ依リ第一種ノ所得稅額ヨリ控除スヘキ第二種ノ所得稅額中公債又ハ社債ニ對スルモノハ其ノ公債又ハ社債ヲ所有シタル期間ノ利子ニ對スルモノニ限ル
前項ノ公債又ハ社債ヲ所有シタル期間ノ利子ニ對スル第二種所得稅額ハ其ノ納付シタル第二種ノ所得稅額ヲ其ノ公債又ハ社債ヲ所有シタル期間ノ利子額ト所有セサリシ期間ノ利子額トニ案分シテ之ヲ計算ス
第六條ノ二
所得稅法第二十一條第二項又ハ第四項ノ規定ニ依リ第一種ノ所得稅額ヨリ第二種ノ所得稅額ノ控除ヲ受ケムトスル者ハ所得稅法第二十四條ノ申告ト同時ニ其ノ旨所轄稅務署ニ申請スヘシ
前項ノ申請ヲ爲ス場合ニ於テハ第二種ノ所得ノ種類別ニ其ノ利子又ハ利益、納付シタル稅額及控除ヲ受クヘキ稅額ニ關スル明細書ヲ提出スヘシ
第六條ノ三
所得稅法第二十二條第二項ノ規定ニ依リ貸付信託ノ利益ニ對スル所得稅額ヨリ控除スヘキ第二種ノ所得稅額ハ信託會社ニ於テ貸付信託ノ利益ニ對スル所得稅徵收ノ際之ヲ控除スヘシ
第六條ノ四
稅務署長ニ於テ必要アリト認ムルトキハ第六條ノ二ノ規定ニ依ル申請ヲ爲シタル者又ハ前條ノ規定ニ依ル控除ヲ爲シタル信託會社ニ對シ其ノ計算ヲ證明スヘキ書類又ハ帳簿ノ呈示又ハ提出ヲ命スルコトヲ得
第八條第二項ヲ左ノ如ク改ム
所得稅法第十四條第一項第六號ノ規定ニ依ル所得計算ニ付損失アルトキハ同條第一項第五號ノ規定ニ依ル所得ヨリ之ヲ差引キテ計算ス
第八條ノ二
所得稅法第十五條第二項ノ場合ニ於テ所得ヨリ控除スヘキ金額ハ各納稅義務者ノ勤勞所得ニ案分シテ之ヲ計算ス
第九條ノ二
所得稅法第十六條第二項ノ場合ニ於テ所得ヨリ控除スヘキ金額ハ所得ヲ有スル者ノ申請ニ依リ各其ノ控除額ヲ定ム但シ其ノ申請額ノ合計カ控除スヘキ金額ヲ超過スルトキ若ハ之ニ達セサルトキ又ハ其ノ申請額不明ナルトキハ稅務署長ニ於テ各其ノ控除額ヲ定ム
第十條中「所得稅法第二十五條第二項ノ申請書」ヲ「所得稅法第十六條ノ規定ニ依ル控除ノ申請書」ニ、「及不具癈疾ノ事實」ヲ「、不具癈疾ノ事實及控除金額」ニ、「五月一日」ヲ「三月十六日」ニ改ム
第十一條ノ二中「前年四月一日ヨリ其ノ年三月末日迄」ヲ「前年中」ニ改ム
第十一條ノ三
所得稅法第十六條ノ三ノ規定ニ依ル控除ノ申請書ニハ左ノ事項ヲ記載シ之ヲ所轄稅務署ニ提出スヘシ
一
保險者ノ住所及名稱
二
保險ノ種類
三
保險金額
四
保險金受取人ノ住所、氏名及保險契約者トノ續柄
五
前年中ニ拂込ミタル保險料金額
其ノ年三月十六日以後ニ於テ第三種ノ所得ニ付納稅義務アルニ至リタル者所得稅法第十六條ノ三ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケムトスルトキハ所得金額ノ決定前其ノ所得ノ申告ト同時ニ前項ノ申請書ヲ提出スヘシ
第十一條ノ四
稅務署長ニ於テ必要アリト認ムルトキハ前條ノ規定ニ依ル申請ヲ爲シタル者ニ對シ保險料領收證書其ノ他必要ナル書類ノ呈示又ハ提出ヲ命スルコトヲ得
第十一條ノ五ヲ削ル
第十二條中「郡組合、」ヲ削ル
第十五條中「五月一日」ヲ「三月十六日」ニ改ム
第二十條
所得稅法第五十六條第一項ノ規定ニ依リ支拂調書ヲ提出スル義務アル者ハ左ノ期限ニ從ヒ之ヲ所轄稅務署ニ提出スヘシ
一
賞與又ハ賞與ノ性質ヲ有スル給與ニシテ前年三月一日ヨリ十二月末日迄ノ分ニ付テハ每年一月末日限、其ノ年一月一日ヨリ二月末日迄ノ分ニ付テハ每年三月十五日限
二
法人ノ利益若ハ利息ノ配當又ハ剩餘金ノ分配ニ付テハ配當金額又ハ分配金額ノ確定シタル日ヨリ三十日限但シ無記名式ノ株式ヲ有スル者ニ支拂ヒタル法人ノ利益又ハ利息ノ配當ニ付テハ每年三月十五日限
三
俸給、給料、歲費、年金、恩給、退隱料又ハ此等ノ性質ヲ有スル給與ニシテ前年一月一日ヨリ引續キ支給ヲ受クル者ノ分ニ付テハ每年一月末日限、其ノ他ノ者ノ分ニ付テハ每年三月十五日限
第二十一條
前條ノ支拂調書ニハ左ノ各號ノ規定ニ依リ支拂ヲ受クル者ノ住所又ハ居所、氏名及各人別支拂金額ヲ記載スヘシ
一
賞與又ハ賞與ノ性質ヲ有スル給與ニ付テハ其ノ支拂金額及支拂金額ノ確定シタル月日
二
法人ノ利益若ハ利息ノ配當又ハ剩餘金ノ分配ニ付テハ其ノ支拂金額、支拂金額ノ確定シタル月日及其ノ支拂ヲ受クル者ノ拂込金額別株式數、出資金額、基金其ノ他支拂金額計算ノ基礎但シ無記名式ノ株式ヲ有スル者ニ支拂ヒタル法人ノ利益又ハ利息ノ配當ニ付テハ前年三月一日ヨリ其ノ年二月末日ニ至ル期間ノ支拂金額、支拂月日及其ノ支拂ヲ受ケタル者ノ拂込金額別株式數其ノ他支拂金額計算ノ基礎
三
俸給、給料、歲費、年金、恩給、退隱料又ハ此等ノ性質ヲ有スル給與ニシテ前年一月一日ヨリ引續キ支給ヲ受クル者ノ分ニ付テハ前年中ノ支拂金額及其ノ金額計算ノ基礎、其ノ他ノ者ノ分ニ付テハ其ノ年分ノ支拂豫算年額及其ノ金額計算ノ基礎
第二十二條
第二十條第三號ノ規定ニ依リ其ノ年一月末日迄ニ提出シタル支拂調書ニ記載セラレタル者ニシテ其ノ支給ヲ受ケサルニ至リタルモノ又ハ住所氏名ニ異動ヲ生シタルモノニ付テハ三月十五日迄ニ異動調書ヲ提出スヘシ
第二十二條ノ二中「四月末日」ヲ「三月十五日」ニ改ム
第二十二條ノ三中「三月末日ニ於ケル」ヲ「二月末日ニ於ケル」ニ、「前年四月一日ヨリ其ノ年三月末日ニ至ル」ヲ「前年三月一日ヨリ其ノ年二月末日ニ至ル」ニ改ム
第二十五條中「五人」ヲ「七人」ニ改ム
第三十四條中「所得稅ヲ納メタル者ノ數」ヲ「所得稅ヲ納メタル者及所得稅ヲ納メスシテ個人ノ營業ニ付營業收益稅ヲ納メタル者ノ合計數」ニ改ム
第三十七條
稅務署長所得稅法第二十六條、第五十一條、第五十二條若ハ第七十四條第二項ノ規定ニ依リ所得金額ヲ決定シタルトキ又ハ所得稅法第二十一條ノ二ノ規定ニ依リ稅額ヲ加算シタルトキハ之ヲ納稅義務者ニ通知スヘシ
第三十九條ノ二ヲ削ル
第四十九條中「又ハ稅務監督局ノ管轄區域ニ異動アリタルトキ」ヲ削ル
第五十九條中「所得金額」ヲ「所得金額又ハ加算稅額」ニ改ム
第五十九條ノ二ヲ削ル
第六十一條中「收入豫算年額四分ノ一」ヲ「所得額二分ノ一」ニ改ム
附 則
本令ハ大正十五年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第三種ノ所得ニ付テハ大正十五年分所得稅ヨリ本令ヲ適用ス但シ第十五條、第二十條、第二十二條及第二十二條ノ二ノ改正規定ハ大正十六年分所得稅ヨリ之ヲ適用ス
大正十五年ニ限リ第十條及第十一條ノ三ノ改正規定中三月十六日トアルハ五月一日、第二十一條ノ改正規定中前年三月一日トアルハ前年四月一日トス
大正十六年ニ限リ第三十四條ノ改正規定中營業收益稅トアルハ營業稅トス
朕所得税法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
摂政名
大正十五年三月三十一日
内閣総理大臣 若槻礼次郎
大蔵大臣 浜口雄幸
勅令第二十九号
所得税法施行規則中左ノ通改正ス
第一条ヲ第一条ノ二トス
第一条
法人ノ前事業年度ヨリ繰越シタル益金又ハ損金ハ其ノ事業年度ノ所得計算上益金又ハ損金ニ之ヲ算入セス
第四条
所得税法第二十一条ノ規定ニ依リ清算所得中百分ノ五ノ税率ヲ適用スヘキ金額ハ解散当時ノ積立金(最後ノ事業年度ニ於テ留保シタル金額ヲ含ム)及清算期間中ニ生シタル所得税法其ノ他ノ法律ニ依リ所得税ヲ課セラレサル所得ニ相当スル金額ノ合計ニ依ル
前項ノ所得税法其ノ他ノ法律ニ依リ所得税ヲ課セラレサル所得ニ相当スル金額ノ計算ニ付テハ所得税法第四条ノ規定ヲ準用ス
第五条
所得税法第二十一条ノ二ノ規定ニ依リ普通所得ヲ年額ニ換算スル場合ニ於テハ普通所得ヲ十二倍シタルモノヲ当該事業年度ノ月数ヲ以テ除シ之ヲ計算ス
前項ノ月数ノ計算ニ付テハ第一条ノ二第二項ノ規定ヲ準用ス
第六条
所得税法第二十一条第二項又ハ第四項ノ規定ニ依リ第一種ノ所得税額ヨリ控除スヘキ第二種ノ所得税額中公債又ハ社債ニ対スルモノハ其ノ公債又ハ社債ヲ所有シタル期間ノ利子ニ対スルモノニ限ル
前項ノ公債又ハ社債ヲ所有シタル期間ノ利子ニ対スル第二種所得税額ハ其ノ納付シタル第二種ノ所得税額ヲ其ノ公債又ハ社債ヲ所有シタル期間ノ利子額ト所有セサリシ期間ノ利子額トニ案分シテ之ヲ計算ス
第六条ノ二
所得税法第二十一条第二項又ハ第四項ノ規定ニ依リ第一種ノ所得税額ヨリ第二種ノ所得税額ノ控除ヲ受ケムトスル者ハ所得税法第二十四条ノ申告ト同時ニ其ノ旨所轄税務署ニ申請スヘシ
前項ノ申請ヲ為ス場合ニ於テハ第二種ノ所得ノ種類別ニ其ノ利子又ハ利益、納付シタル税額及控除ヲ受クヘキ税額ニ関スル明細書ヲ提出スヘシ
第六条ノ三
所得税法第二十二条第二項ノ規定ニ依リ貸付信託ノ利益ニ対スル所得税額ヨリ控除スヘキ第二種ノ所得税額ハ信託会社ニ於テ貸付信託ノ利益ニ対スル所得税徴収ノ際之ヲ控除スヘシ
第六条ノ四
税務署長ニ於テ必要アリト認ムルトキハ第六条ノ二ノ規定ニ依ル申請ヲ為シタル者又ハ前条ノ規定ニ依ル控除ヲ為シタル信託会社ニ対シ其ノ計算ヲ証明スヘキ書類又ハ帳簿ノ呈示又ハ提出ヲ命スルコトヲ得
第八条第二項ヲ左ノ如ク改ム
所得税法第十四条第一項第六号ノ規定ニ依ル所得計算ニ付損失アルトキハ同条第一項第五号ノ規定ニ依ル所得ヨリ之ヲ差引キテ計算ス
第八条ノ二
所得税法第十五条第二項ノ場合ニ於テ所得ヨリ控除スヘキ金額ハ各納税義務者ノ勤労所得ニ案分シテ之ヲ計算ス
第九条ノ二
所得税法第十六条第二項ノ場合ニ於テ所得ヨリ控除スヘキ金額ハ所得ヲ有スル者ノ申請ニ依リ各其ノ控除額ヲ定ム但シ其ノ申請額ノ合計カ控除スヘキ金額ヲ超過スルトキ若ハ之ニ達セサルトキ又ハ其ノ申請額不明ナルトキハ税務署長ニ於テ各其ノ控除額ヲ定ム
第十条中「所得税法第二十五条第二項ノ申請書」ヲ「所得税法第十六条ノ規定ニ依ル控除ノ申請書」ニ、「及不具廃疾ノ事実」ヲ「、不具廃疾ノ事実及控除金額」ニ、「五月一日」ヲ「三月十六日」ニ改ム
第十一条ノ二中「前年四月一日ヨリ其ノ年三月末日迄」ヲ「前年中」ニ改ム
第十一条ノ三
所得税法第十六条ノ三ノ規定ニ依ル控除ノ申請書ニハ左ノ事項ヲ記載シ之ヲ所轄税務署ニ提出スヘシ
一
保険者ノ住所及名称
二
保険ノ種類
三
保険金額
四
保険金受取人ノ住所、氏名及保険契約者トノ続柄
五
前年中ニ払込ミタル保険料金額
其ノ年三月十六日以後ニ於テ第三種ノ所得ニ付納税義務アルニ至リタル者所得税法第十六条ノ三ノ規定ニ依ル控除ヲ受ケムトスルトキハ所得金額ノ決定前其ノ所得ノ申告ト同時ニ前項ノ申請書ヲ提出スヘシ
第十一条ノ四
税務署長ニ於テ必要アリト認ムルトキハ前条ノ規定ニ依ル申請ヲ為シタル者ニ対シ保険料領収証書其ノ他必要ナル書類ノ呈示又ハ提出ヲ命スルコトヲ得
第十一条ノ五ヲ削ル
第十二条中「郡組合、」ヲ削ル
第十五条中「五月一日」ヲ「三月十六日」ニ改ム
第二十条
所得税法第五十六条第一項ノ規定ニ依リ支払調書ヲ提出スル義務アル者ハ左ノ期限ニ従ヒ之ヲ所轄税務署ニ提出スヘシ
一
賞与又ハ賞与ノ性質ヲ有スル給与ニシテ前年三月一日ヨリ十二月末日迄ノ分ニ付テハ毎年一月末日限、其ノ年一月一日ヨリ二月末日迄ノ分ニ付テハ毎年三月十五日限
二
法人ノ利益若ハ利息ノ配当又ハ剰余金ノ分配ニ付テハ配当金額又ハ分配金額ノ確定シタル日ヨリ三十日限但シ無記名式ノ株式ヲ有スル者ニ支払ヒタル法人ノ利益又ハ利息ノ配当ニ付テハ毎年三月十五日限
三
俸給、給料、歳費、年金、恩給、退隠料又ハ此等ノ性質ヲ有スル給与ニシテ前年一月一日ヨリ引続キ支給ヲ受クル者ノ分ニ付テハ毎年一月末日限、其ノ他ノ者ノ分ニ付テハ毎年三月十五日限
第二十一条
前条ノ支払調書ニハ左ノ各号ノ規定ニ依リ支払ヲ受クル者ノ住所又ハ居所、氏名及各人別支払金額ヲ記載スヘシ
一
賞与又ハ賞与ノ性質ヲ有スル給与ニ付テハ其ノ支払金額及支払金額ノ確定シタル月日
二
法人ノ利益若ハ利息ノ配当又ハ剰余金ノ分配ニ付テハ其ノ支払金額、支払金額ノ確定シタル月日及其ノ支払ヲ受クル者ノ払込金額別株式数、出資金額、基金其ノ他支払金額計算ノ基礎但シ無記名式ノ株式ヲ有スル者ニ支払ヒタル法人ノ利益又ハ利息ノ配当ニ付テハ前年三月一日ヨリ其ノ年二月末日ニ至ル期間ノ支払金額、支払月日及其ノ支払ヲ受ケタル者ノ払込金額別株式数其ノ他支払金額計算ノ基礎
三
俸給、給料、歳費、年金、恩給、退隠料又ハ此等ノ性質ヲ有スル給与ニシテ前年一月一日ヨリ引続キ支給ヲ受クル者ノ分ニ付テハ前年中ノ支払金額及其ノ金額計算ノ基礎、其ノ他ノ者ノ分ニ付テハ其ノ年分ノ支払予算年額及其ノ金額計算ノ基礎
第二十二条
第二十条第三号ノ規定ニ依リ其ノ年一月末日迄ニ提出シタル支払調書ニ記載セラレタル者ニシテ其ノ支給ヲ受ケサルニ至リタルモノ又ハ住所氏名ニ異動ヲ生シタルモノニ付テハ三月十五日迄ニ異動調書ヲ提出スヘシ
第二十二条ノ二中「四月末日」ヲ「三月十五日」ニ改ム
第二十二条ノ三中「三月末日ニ於ケル」ヲ「二月末日ニ於ケル」ニ、「前年四月一日ヨリ其ノ年三月末日ニ至ル」ヲ「前年三月一日ヨリ其ノ年二月末日ニ至ル」ニ改ム
第二十五条中「五人」ヲ「七人」ニ改ム
第三十四条中「所得税ヲ納メタル者ノ数」ヲ「所得税ヲ納メタル者及所得税ヲ納メスシテ個人ノ営業ニ付営業収益税ヲ納メタル者ノ合計数」ニ改ム
第三十七条
税務署長所得税法第二十六条、第五十一条、第五十二条若ハ第七十四条第二項ノ規定ニ依リ所得金額ヲ決定シタルトキ又ハ所得税法第二十一条ノ二ノ規定ニ依リ税額ヲ加算シタルトキハ之ヲ納税義務者ニ通知スヘシ
第三十九条ノ二ヲ削ル
第四十九条中「又ハ税務監督局ノ管轄区域ニ異動アリタルトキ」ヲ削ル
第五十九条中「所得金額」ヲ「所得金額又ハ加算税額」ニ改ム
第五十九条ノ二ヲ削ル
第六十一条中「収入予算年額四分ノ一」ヲ「所得額二分ノ一」ニ改ム
附 則
本令ハ大正十五年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
第三種ノ所得ニ付テハ大正十五年分所得税ヨリ本令ヲ適用ス但シ第十五条、第二十条、第二十二条及第二十二条ノ二ノ改正規定ハ大正十六年分所得税ヨリ之ヲ適用ス
大正十五年ニ限リ第十条及第十一条ノ三ノ改正規定中三月十六日トアルハ五月一日、第二十一条ノ改正規定中前年三月一日トアルハ前年四月一日トス
大正十六年ニ限リ第三十四条ノ改正規定中営業収益税トアルハ営業税トス
本文
詳細・沿革