織物消費税法中改正法律の提案理由は、綿織物が多数国民の生活必需品であることから、これに対する消費税を免除し、消費者の負担を軽減することを目的としている。織物価格は経済状況により常に変動するため、価格を基準とした課税の判断は技術的に困難である。また、現在の国民生活において綿織物は一般に広く使用され、特に中産階級以下の多数国民にとって日常不可欠な必需品であることから、他の織物と区別して綿織物に対して免税とすることは、社会政策上最も適当であると判断された。
参照した発言:
第51回帝国議会 衆議院 本会議 第6号