売薬税は主として僻地の住民や、貧困で医師の診療を受けることができない人々に多く需要される薬に課される税金であり、社会政策的な見地からこれを全廃することとした。売薬税廃止後の未消費分の印紙については、払い戻しを行わない方針とした。ただし失効した売薬で廃棄予定のものについては、売薬税廃止後2年を限度として既貼印紙税額の5割に相当する金額を交付することとした。これは当業者の負担軽減を考慮したものである。
参照した発言: 第51回帝国議会 衆議院 本会議 第6号