簡易生命保険の保険金額の上限を現行の350円から450円に引き上げることを提案する。この改正は、過去10年間の契約件数や金額の著しい増加、国民生活水準の向上、物価・賃金の上昇、保険思想の普及等の社会情勢の変化に対応するものである。また、民間保険会社は採算性の観点から少額契約を扱わない傾向にあり、350円以上450円程度の保険加入希望者のニーズに応えられていない現状がある。本改正により、中産階級以下の老後・死後の保障を充実させ、国民生活の安定と社会組織の健全な発達を図ることを目的とする。
参照した発言:
第51回帝国議会 衆議院 本会議 第11号