歯科医学の著しい進歩発達に伴い、全国連合歯科医師会を中心に歯科単科大学設立の要望が5年前から継続的になされている。現状では歯科医学専門学校のみの設立に限られているが、歯科医師法において歯科学が独立した学問として認められている以上、歯科大学の設立は必然である。そこで、大学令による大学において歯科医学を修め歯科医学士と称することができる者を新たに規定し、歯科学の一層の進歩を促進するとともに、近い将来における歯科大学の実現を目指すものである。
参照した発言:
第50回帝国議会 衆議院 歯科医師法中改正法律案(石塚三郎君外五名提出)委員会 第1号