北海道の拓殖事業促進のため、大正9年に制定された北海道拓殖鉄道並軌道補助に関する法律に基づき、拓殖費から鉄道3社、軌道4社に補助を行ってきた。しかし現状では、2つの鉄道会社と1つの軌道会社のみが僅かな利益を上げているに過ぎず、他は毎年欠損を重ねている状況である。このまま法律を据え置けば、補助年限の満了とともに、各社が事業を廃止せざるを得ない事態に陥ることが懸念される。そのため、補助年限を現行の5年から10年に延長することを提案する。
参照した発言:
第49回帝国議会 衆議院 本会議 第7号