朝鮮銀行は朝鮮の中央銀行として設立されたが、取引関係や国運の進展により、朝鮮総督府管轄外での業務が拡大し、店舗数・取引量ともに朝鮮内を上回るようになった。関東州・満鉄附属地での強制通用力を持つ朝鮮銀行券の流通、内地での業務増加、兌換券発行銀行としての重要性から、現行の監督制度は不適当である。また、業務・財産状況の改善が必要なため、一般監督権限を大蔵大臣に移管することが妥当かつ必要と判断し、本法案を提出した。
参照した発言: 第49回帝国議会 衆議院 本会議 第8号