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(南洋群島裁判事務取扱令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第五百二十五號
公布年月日: 大正12年12月27日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
南洋群島裁判事務取扱令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕南洋群島裁判事務取扱令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
攝政名
大正十二年十二月二十六日
內閣總理大臣 伯爵 山本權兵衞
勅令第五百二十五號
南洋群島裁判事務取扱令中左ノ通改正ス
第三十一條
削除
第三十四條
再度ノ闕席判決ニ對シテハ故障ヲ申立ツルコトヲ得ス
再度ノ闕席判決ニ對スル控訴ニ付テハ民事訴訟法第三百九十八條ノ規定ヲ適用セス
第三十五條
民事訴訟法第二百七十七條第一項ノ申立ニ對シ決定ヲ爲スニハ同條第二項ノ催吿ヲ爲スコトヲ要セス
第四十四條
削除
第六十四條中「第二十條、第二十一條」ヲ「第七十一條、第七十二條」ニ改ム
第六十五條
檢事ハ刑事訴訟法第百二十三條ニ規定スル場合ノ外被疑者ニ付同法第八十七條ニ規定スル事由アリタル場合ニ於テ急速ヲ要シ判事ノ勾引狀ヲ求ムルコト能ハサルトキハ直ニ勾引狀ヲ發シ又ハ之ヲ司法警察官ニ命令スルコトヲ得
刑事訴訟法第九十七條、第九十八條及第百條乃至第百九條ノ規定ハ前項ノ勾引ニ付之ヲ準用ス
第六十五條ノ二
檢事ハ被疑者ニ付刑事訴訟法第八十七條ニ規定スル事由アリタル場合ニ於テ急速ヲ要スルトキハ押收、搜索、檢證、證人訊問竝鑑定、通譯及翻譯ノ處分ヲ爲シ又ハ之ヲ司法警察官ニ命令スルコトヲ得
刑事訴訟法第二百十四條、第二百十七條、第二百二十八條及第二百三十六條ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ檢事又ハ司法警察官ノ爲ス證人訊問竝鑑定、通譯及翻譯ノ處分ニ付之ヲ準用ス
第六十五條ノ三
司法警察官刑事訴訟法第百二十七條ノ規定ニ依リ訊問ヲ爲シタル場合ニ於テ事件禁錮以上ノ刑ニ該リ留置ノ必要アリト思料スルトキハ檢事ノ命令ヲ受ケ勾留狀ヲ發スルコトヲ得
刑事訴訟法第九十七條、第百條、第百三條乃至第百五條、第百七條及第百九條ノ規定ハ前項ノ勾留ニ付之ヲ準用ス
第六十五條ノ四
檢事刑事訴訟法第百二十九條第一項ノ規定ニ依リ禁錮以上ノ刑ニ該ル事件ニ付勾留狀ヲ發シタル場合又ハ司法警察官前條第一項ノ規定ニ依リ勾留狀ヲ發シタル場合ニ於テ勾留ノ日ヨリ二十日內ニ公訴ヲ提起セス又ハ送致ノ手續ヲ爲ササルトキハ勾留ハ之ヲ取消スヘシ
第六十五條ノ五
檢事又ハ司法警察官カ訊問ヲ爲ス場合ニ於テハ法院書記又ハ司法警察官吏ノ立會ナクシテ之ヲ爲スコトヲ得
第六十五條ノ六
刑事訴訟法第二百六十四條ノ規定ハ當分ノ內島民ノ爲ス吿訴ニ付之ヲ適用セス
第六十六條中「檢事ノ職務ヲ行フ者」ヲ「檢事」ニ改ム
第六十七條中「市町村長」ヲ「市町村吏員」ニ改ム
第六十八條
法院ハ必要ト認ムルトキハ命令狀ヲ發シ司法警察官ヲシテ檢證、證人訊問又ハ鑑定ノ處分ヲ爲サシムルコトヲ得
刑事訴訟法第百五十條第二項第三項、第二百十四條、第二百十七條及第二百二十八條ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ司法警察官ノ爲ス證人訊問及鑑定ノ處分ニ付之ヲ準用ス
第六十九條乃至第七十一條
削除
第七十二條中「第二百三十七條及第二百六十四條第三項」ヲ「第三百三十四條及同條ヲ準用スル第四百七條」ニ改ム
第七十三條ニ左ノ一項ヲ加フ
刑事訴訟法第三百六十一條ノ規定ハ之ヲ適用セス
第七十四條乃至第八十二條
削除
第八十三條
非常上吿ハ刑事訴訟法第六編ノ規定ニ依リ高等法院之ヲ管轄ス
第八十四條第八十五條
削除
附 則
本令ハ大正十三年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕南洋群島裁判事務取扱令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
摂政名
大正十二年十二月二十六日
内閣総理大臣 伯爵 山本権兵衛
勅令第五百二十五号
南洋群島裁判事務取扱令中左ノ通改正ス
第三十一条
削除
第三十四条
再度ノ闕席判決ニ対シテハ故障ヲ申立ツルコトヲ得ス
再度ノ闕席判決ニ対スル控訴ニ付テハ民事訴訟法第三百九十八条ノ規定ヲ適用セス
第三十五条
民事訴訟法第二百七十七条第一項ノ申立ニ対シ決定ヲ為スニハ同条第二項ノ催告ヲ為スコトヲ要セス
第四十四条
削除
第六十四条中「第二十条、第二十一条」ヲ「第七十一条、第七十二条」ニ改ム
第六十五条
検事ハ刑事訴訟法第百二十三条ニ規定スル場合ノ外被疑者ニ付同法第八十七条ニ規定スル事由アリタル場合ニ於テ急速ヲ要シ判事ノ勾引状ヲ求ムルコト能ハサルトキハ直ニ勾引状ヲ発シ又ハ之ヲ司法警察官ニ命令スルコトヲ得
刑事訴訟法第九十七条、第九十八条及第百条乃至第百九条ノ規定ハ前項ノ勾引ニ付之ヲ準用ス
第六十五条ノ二
検事ハ被疑者ニ付刑事訴訟法第八十七条ニ規定スル事由アリタル場合ニ於テ急速ヲ要スルトキハ押収、捜索、検証、証人訊問並鑑定、通訳及翻訳ノ処分ヲ為シ又ハ之ヲ司法警察官ニ命令スルコトヲ得
刑事訴訟法第二百十四条、第二百十七条、第二百二十八条及第二百三十六条ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ検事又ハ司法警察官ノ為ス証人訊問並鑑定、通訳及翻訳ノ処分ニ付之ヲ準用ス
第六十五条ノ三
司法警察官刑事訴訟法第百二十七条ノ規定ニ依リ訊問ヲ為シタル場合ニ於テ事件禁錮以上ノ刑ニ該リ留置ノ必要アリト思料スルトキハ検事ノ命令ヲ受ケ勾留状ヲ発スルコトヲ得
刑事訴訟法第九十七条、第百条、第百三条乃至第百五条、第百七条及第百九条ノ規定ハ前項ノ勾留ニ付之ヲ準用ス
第六十五条ノ四
検事刑事訴訟法第百二十九条第一項ノ規定ニ依リ禁錮以上ノ刑ニ該ル事件ニ付勾留状ヲ発シタル場合又ハ司法警察官前条第一項ノ規定ニ依リ勾留状ヲ発シタル場合ニ於テ勾留ノ日ヨリ二十日内ニ公訴ヲ提起セス又ハ送致ノ手続ヲ為ササルトキハ勾留ハ之ヲ取消スヘシ
第六十五条ノ五
検事又ハ司法警察官カ訊問ヲ為ス場合ニ於テハ法院書記又ハ司法警察官吏ノ立会ナクシテ之ヲ為スコトヲ得
第六十五条ノ六
刑事訴訟法第二百六十四条ノ規定ハ当分ノ内島民ノ為ス告訴ニ付之ヲ適用セス
第六十六条中「検事ノ職務ヲ行フ者」ヲ「検事」ニ改ム
第六十七条中「市町村長」ヲ「市町村吏員」ニ改ム
第六十八条
法院ハ必要ト認ムルトキハ命令状ヲ発シ司法警察官ヲシテ検証、証人訊問又ハ鑑定ノ処分ヲ為サシムルコトヲ得
刑事訴訟法第百五十条第二項第三項、第二百十四条、第二百十七条及第二百二十八条ノ規定ハ前項ノ規定ニ依リ司法警察官ノ為ス証人訊問及鑑定ノ処分ニ付之ヲ準用ス
第六十九条乃至第七十一条
削除
第七十二条中「第二百三十七条及第二百六十四条第三項」ヲ「第三百三十四条及同条ヲ準用スル第四百七条」ニ改ム
第七十三条ニ左ノ一項ヲ加フ
刑事訴訟法第三百六十一条ノ規定ハ之ヲ適用セス
第七十四条乃至第八十二条
削除
第八十三条
非常上告ハ刑事訴訟法第六編ノ規定ニ依リ高等法院之ヲ管轄ス
第八十四条第八十五条
削除
附 則
本令ハ大正十三年一月一日ヨリ之ヲ施行ス
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