行政整理により東京・京都両帝国大学の定員削減と物件費節約が必要となり、既定の政府支出金の減額が必要となった。また東京帝国大学工学部の拡張費について、物価高騰により予定の営繕設備が実行できないため経費の追加が必要となった。これに伴い臨時政府支出金の繰入額を増加する必要が生じた。さらに東京帝国大学の法学部・経済学部研究室の新設、京都帝国大学の医学部附属医院改築の費用に充てるため、財源の繰入れが必要となったことから、この改正案を提出するものである。
参照した発言:
第46回帝国議会 衆議院 本会議 第8号