簡易生命保険の保険金額の制限額を250円から350円に引き上げることを提案する。大正5年の法律実施以来、欧州大戦の影響で我が国の経済事情が大きく変化し、現行の250円では制度本来の目的達成が困難となっている。また、民間生命保険では250円から350円程度の新規契約が極めて少なく、この範囲の保険需要に応える必要がある。加えて、制限額引き上げによる積立金の増加は社会政策の実施に貢献すると考えられる。
参照した発言: 第45回帝国議会 衆議院 本会議 第28号