台湾における旅客・貨物の著しい増加に対応するため、現行設備では対応が困難となっている。そこで大正10年度に625万余円を支出し、車両増備と線路改良を実施する。また台湾東部地方の交通機関整備のため、大正10年度以降3か年度間の継続費として210万余円の鉄道建設費を計上する。さらに縦貫鉄道の設備費として大正10年度年割額に100万円の追加が必要となり、合計935万余円を公債財源に依ることとし、現行の起債法定額1億620万円を1億1,560万円に改正しようとするものである。
参照した発言:
第44回帝国議会 衆議院 本会議 第12号