煙草耕作者は厳重な法規制下で栽培を行い、災害による不作でも他作物への転換が不可能である。また、生産した葉煙草は災害の有無に関わらず定められた価格で納付が義務付けられ、収穫量減少や品質低下があっても市場原理による価格調整が働かない。これにより煙草耕作が危険視され、栽培地域の減少が懸念される。そこで、風害・水害・電害等の自然災害に対する罹災補助制度を設け、産地の安定化を図り、煙草専売事業の円滑な遂行を確保する必要がある。
参照した発言: 第44回帝国議会 衆議院 本会議 第11号