(山東省又ハ南洋群島ニ在勤スル海軍軍人軍属艦船乗組員ニ関スル件)
法令番号: 勅令第三百七十八號
公布年月日: 大正9年9月13日
法令の形式: 勅令
朕山東省又ハ南洋群島ニ在勤スル海軍軍人軍屬及同地所在海軍部隊附屬艦船乗員ノ給與ニ關スル件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正九年九月十一日
內閣總理大臣 原敬
海軍大臣 男爵 加藤友三郞
勅令第三百七十八號
山東省又ハ南洋群島ニ在勤スル海軍軍人軍屬ノ給與ニ關シテハ海軍給與令第三十九條ノ規定ヲ除クノ外同令中臺灣ニ在勤スル者ノ給與ニ關スル規定ヲ準用ス但シ南洋群島在勤者ノ在勤加俸ノ額ハ別表ニ依ル
山東省又ハ南洋群島ニ在ル海軍部隊附屬艦船乘員ノ航海加俸ノ額前項ノ規定ニ依ル當該地ニ在勤スル者ノ在勤加俸ノ官等相當額ヨリ少キトキハ在勤加俸ニ相當スル額ヲ給ス
附 則
本令ハ大正九年八月一日以後ノ給與ニ付之ヲ適用ス
大正四年勅令第十號及大正七年勅令第五十八號ハ大正九年七月三十一日限リ之ヲ廢止ス
大正九年八月一日ニ於テ南洋群島ニ在勤スル海軍軍屬タル高等文官ニシテ本令ニ依リ受クヘキ在勤加俸ノ額從前ノ規定ニ依リ受クル在勤加俸ノ額ヨリ少キモノニ對シテハ在勤加俸トシテ從前ノ額ニ相當スル額ヲ給スルコトヲ得
(別表)
南洋群島在勤加俸表
日額
日額
日額
各科中將
七圓
一〇〇
各科特務中尉
二圓
一五〇
三等兵
二一〇
各科少將
二〇〇
各科特務少尉
八五〇
判任文官同待遇者月俸百九十圓以下
一〇〇
各科大佐
三〇〇
候補生
九五〇
同百十圓以下
六五〇
各科中佐
一五〇
准士官
五〇〇
同八十五圓以下
三五〇
各科少佐
〇〇〇
一等下士官
七〇〇
同七十圓以下
一〇〇
各科大尉
一〇〇
二等下士官
四八〇
同五十五圓以下
八五〇
各科中尉
四五〇
三等下士官
三九〇
同四十圓以下
六五〇
各科少尉
二〇〇
一等兵
二七〇
同三十圓以下
五〇〇
各科特務大尉
五〇〇
二等兵
二四〇
高等文官同待遇者ノ在勤加俸ノ額ハ本俸ノ四割三分トス
朕山東省又ハ南洋群島ニ在勤スル海軍軍人軍属及同地所在海軍部隊附属艦船乗員ノ給与ニ関スル件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正九年九月十一日
内閣総理大臣 原敬
海軍大臣 男爵 加藤友三郎
勅令第三百七十八号
山東省又ハ南洋群島ニ在勤スル海軍軍人軍属ノ給与ニ関シテハ海軍給与令第三十九条ノ規定ヲ除クノ外同令中台湾ニ在勤スル者ノ給与ニ関スル規定ヲ準用ス但シ南洋群島在勤者ノ在勤加俸ノ額ハ別表ニ依ル
山東省又ハ南洋群島ニ在ル海軍部隊附属艦船乗員ノ航海加俸ノ額前項ノ規定ニ依ル当該地ニ在勤スル者ノ在勤加俸ノ官等相当額ヨリ少キトキハ在勤加俸ニ相当スル額ヲ給ス
附 則
本令ハ大正九年八月一日以後ノ給与ニ付之ヲ適用ス
大正四年勅令第十号及大正七年勅令第五十八号ハ大正九年七月三十一日限リ之ヲ廃止ス
大正九年八月一日ニ於テ南洋群島ニ在勤スル海軍軍属タル高等文官ニシテ本令ニ依リ受クヘキ在勤加俸ノ額従前ノ規定ニ依リ受クル在勤加俸ノ額ヨリ少キモノニ対シテハ在勤加俸トシテ従前ノ額ニ相当スル額ヲ給スルコトヲ得
(別表)
南洋群島在勤加俸表
日額
日額
日額
各科中将
七円
一〇〇
各科特務中尉
二円
一五〇
三等兵
二一〇
各科少将
二〇〇
各科特務少尉
八五〇
判任文官同待遇者月俸百九十円以下
一〇〇
各科大佐
三〇〇
候補生
九五〇
同百十円以下
六五〇
各科中佐
一五〇
准士官
五〇〇
同八十五円以下
三五〇
各科少佐
〇〇〇
一等下士官
七〇〇
同七十円以下
一〇〇
各科大尉
一〇〇
二等下士官
四八〇
同五十五円以下
八五〇
各科中尉
四五〇
三等下士官
三九〇
同四十円以下
六五〇
各科少尉
二〇〇
一等兵
二七〇
同三十円以下
五〇〇
各科特務大尉
五〇〇
二等兵
二四〇
高等文官同待遇者ノ在勤加俸ノ額ハ本俸ノ四割三分トス