(判任官俸給令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第二百五十八號
公布年月日: 大正9年8月18日
法令の形式: 勅令
朕判任官俸給令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正九年八月十七日
內閣總理大臣 原敬
勅令第二百五十八號
判任官俸給令中左ノ通改正ス
第四條中「百二十圓」ヲ「二百圓」ニ改ム
第五條中「四十圓」ヲ「七十五圓」ニ改ム
第七條中「八圓」ヲ「二十圓」ニ、「九級俸」ヲ「八級俸」ニ改ム
第八條及第十條中「十二圓以上五十圓以下」ヲ「二十五圓以上八十五圓以下」ニ改ム
第九條中「二十圓以上五十圓以下」ヲ「四十圓以上八十五圓以下」ニ改ム
第十一條中「十圓以上五十圓以下」ヲ「二十圓以上八十五圓以下」ニ改ム
第十二條中「五圓」ヲ「十圓」ニ改ム
(別表)
級俸
月額
一級俸
百六十圓
二級俸
百三十五圓
三級俸
百十五圓
四級俸
百圓
五級俸
八十五圓
六級俸
七十五圓
七級俸
六十五圓
八級俸
五十五圓
九級俸
五十圓
十級俸
四十五圓
十一級俸
四十圓
附 則
本令ハ大正九年八月分ヨリ之ヲ適用ス
大正九年勅令第二百五十七號附則第二項乃至第六項及第八項ノ規定ハ從前ノ規定ニ依リ俸給ヲ受クル者ニ付之ヲ準用ス
從前ノ規定ニ依ル五級俸以上ノ各級ニ於テ經過シタル在職年數ハ之ヲ改正俸給ノ五級俸以上各級ニ於ケル在職年數ト看做ス
從前ノ規定ニ依ル五級俸以上ヲ受クル者第二項ノ規定ニ依リ改正級俸ニ相當セサル俸給ヲ受クルトキハ從前ノ級俸ト同等ノ改正級俸ヲ受クルモノト看做ス
前項ノ規定ハ五級俸以上ニ於テ級俸ニ相當セサル俸給ヲ受クル者ノ級俸ニ付之ヲ準用ス
第八條乃至第十一條ニ揭クル判任文官ノ從前ノ規定ニ依ル最上級俸ヲ受ケタル在職年數ハ之ヲ改正俸給ノ最上級俸ヲ受ケタル在職年數ト看做ス
判任官俸給令附則ヲ削ル
明治二十四年勅令第八十三號判任官俸給令ノ例ニ依リ五級俸以上ノ俸給ヲ受クル地方稅支辨ニ屬スル判任文官ノ級俸ノ對等ニ付テハ前數項ノ規定ニ依ラス左表ノ區分ニ依ル但シ文武判任官等級令ノ適用ニ付テハ仍從前ノ等級ヲ保有ス
現行俸給
改正俸給
特別俸
一級俸
一級俸
二級俸
二級俸
四級俸
三級俸
五級俸
四級俸
六級俸
五級俸
六級俸
朕判任官俸給令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正九年八月十七日
内閣総理大臣 原敬
勅令第二百五十八号
判任官俸給令中左ノ通改正ス
第四条中「百二十円」ヲ「二百円」ニ改ム
第五条中「四十円」ヲ「七十五円」ニ改ム
第七条中「八円」ヲ「二十円」ニ、「九級俸」ヲ「八級俸」ニ改ム
第八条及第十条中「十二円以上五十円以下」ヲ「二十五円以上八十五円以下」ニ改ム
第九条中「二十円以上五十円以下」ヲ「四十円以上八十五円以下」ニ改ム
第十一条中「十円以上五十円以下」ヲ「二十円以上八十五円以下」ニ改ム
第十二条中「五円」ヲ「十円」ニ改ム
(別表)
級俸
月額
一級俸
百六十円
二級俸
百三十五円
三級俸
百十五円
四級俸
百円
五級俸
八十五円
六級俸
七十五円
七級俸
六十五円
八級俸
五十五円
九級俸
五十円
十級俸
四十五円
十一級俸
四十円
附 則
本令ハ大正九年八月分ヨリ之ヲ適用ス
大正九年勅令第二百五十七号附則第二項乃至第六項及第八項ノ規定ハ従前ノ規定ニ依リ俸給ヲ受クル者ニ付之ヲ準用ス
従前ノ規定ニ依ル五級俸以上ノ各級ニ於テ経過シタル在職年数ハ之ヲ改正俸給ノ五級俸以上各級ニ於ケル在職年数ト看做ス
従前ノ規定ニ依ル五級俸以上ヲ受クル者第二項ノ規定ニ依リ改正級俸ニ相当セサル俸給ヲ受クルトキハ従前ノ級俸ト同等ノ改正級俸ヲ受クルモノト看做ス
前項ノ規定ハ五級俸以上ニ於テ級俸ニ相当セサル俸給ヲ受クル者ノ級俸ニ付之ヲ準用ス
第八条乃至第十一条ニ掲クル判任文官ノ従前ノ規定ニ依ル最上級俸ヲ受ケタル在職年数ハ之ヲ改正俸給ノ最上級俸ヲ受ケタル在職年数ト看做ス
判任官俸給令附則ヲ削ル
明治二十四年勅令第八十三号判任官俸給令ノ例ニ依リ五級俸以上ノ俸給ヲ受クル地方税支弁ニ属スル判任文官ノ級俸ノ対等ニ付テハ前数項ノ規定ニ依ラス左表ノ区分ニ依ル但シ文武判任官等級令ノ適用ニ付テハ仍従前ノ等級ヲ保有ス
現行俸給
改正俸給
特別俸
一級俸
一級俸
二級俸
二級俸
四級俸
三級俸
五級俸
四級俸
六級俸
五級俸
六級俸