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(在外公館費用条例中改正ノ件)
法令番号: 勅令第六十二號
公布年月日: 大正9年3月30日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
公使館領事館費用条例
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕在外公館費用條例中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正九年三月二十九日
內閣總理大臣 原敬
外務大臣 子爵 內田康哉
勅令第六十二號
在外公館費用條例中左ノ通改正ス
第七條中「辨理公使」ヲ
「
辨理公使
總領事(勅任)
」
ニ改メ「總領事」ノ下ニ「(奏任)」ヲ加ヘ同條第四項ヲ削ル
第十條中「臨時代理大使、」及「臨時代理公使、」ヲ削リ同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
外交官補ニシテ大使館事務代理又ハ公使館事務代理ヲ命セラレタル者及領事官補ニシテ總領事代理、領事代理又ハ分館主任ヲ命セラレタル者ニハ其ノ期間ニ限リ第六條ノ增給ヲ給ス
第十二條中「係ルトキハ」ノ次ニ「特ニ外務大臣ノ許可アリタル場合ヲ除クノ外」ヲ加フ
第十四條第一項ヲ左ノ如ク改ム
代理者ニハ其ノ事務引繼ヲ受ケタル日ヨリ代理中左ノ割合ニ依リ代理ニ對スル在勤俸ヲ給ス但シ當該主任官到著ノ場合ニ於テハ其ノ到著ノ日ヲ以テ限リトス
臨時代理大使 特命全權大使ノ在勤俸ノ十分ノ四乃至八
臨時代理公使 特命全權公使ノ在勤俸ノ十分ノ四乃至八
總領事代理 總領事(奏任)ノ在勤俸ノ十分ノ七乃至九
領事代理 領事ノ在勤俸ノ十分ノ七乃至九
大使館事務代理 特命全權大使ノ在勤俸ノ十分ノ三乃至五
公使館事務代理 特命全權公使ノ在勤俸ノ十分ノ三乃至五
總領事館事務代理 總領事(奏任)ノ在勤俸ノ十分ノ五乃至九
領事館事務代理 領事ノ在勤俸ノ十分ノ五乃至九
第十九條第二項ヲ左ノ如ク改ム
事變又ハ特別ノ事情ニ依リ船車料ノ定額ニテ實際ノ費用ヲ支辨スルコト能ハサルトキハ外務大臣必要ト認ムル場合ニ限リ相當ノ補給ヲ爲スコトヲ得
第二十一條ノ二
特命全權大使ニハ特別船車料トシテ船車料定額ノ十分ノ六、特命全權公使及辨理公使ニハ十分ノ五、臨時代理大使、大使館參事官、臨時代理公使及總領事(勅任)ニハ十分ノ四ヲ增給ス其ノ妻ニハ單獨旅行ノ場合ニ限リ特別船車料ヲ給ス
第二十二條第二號但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ第十二條第三項ノ場合及特ニ外務大臣ノ許可アリタル場合ヲ除クノ外同一任地ニ付往返各一囘限リトス
第二十三條中「臨時代理公使」ノ下ニ「、總領事(勅任)又ハ現ニ六歲未滿ノ兒童ヲ同伴スル其ノ他ノ外交官若ハ領事官」ヲ加ヘ「三分ノ一」ヲ「二分ノ一」ニ改ム
第二十四條中「臨時代理公使」ノ次ニ「總領事(勅任)」ヲ、「總領事」ノ下ニ「(奏任)」ヲ、「日當ヲ給スルハ」ノ下ニ「特ニ外務大臣ノ許可アリタル場合ヲ除クノ外」ヲ加フ
第二十八條中「本邦任所間往返中」ヲ「赴任又ハ歸朝ノ途中ニ於テ」ニ改メ同條第二項ヲ左ノ如ク改ム
實費ヲ給スヘキ旅行又ハ公用出張中死亡シタル者ニハ旅費槪算額ノ全額以內ニ於テ外務大臣ノ適當ト認ムル額ヲ給スルコトヲ得其ノ妻死亡ノトキ亦同シ
別表第一號中臨時代理大使ノ項及臨時代理公使ノ項ヲ削ル
別表第二號中總領事代理ノ欄、領事代理ノ欄、總領事館事務代理ノ欄及領事館事務代理ノ欄ヲ削ル
附 則
本令ハ大正九年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕在外公館費用条例中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正九年三月二十九日
内閣総理大臣 原敬
外務大臣 子爵 内田康哉
勅令第六十二号
在外公館費用条例中左ノ通改正ス
第七条中「弁理公使」ヲ
「
弁理公使
総領事(勅任)
」
ニ改メ「総領事」ノ下ニ「(奏任)」ヲ加ヘ同条第四項ヲ削ル
第十条中「臨時代理大使、」及「臨時代理公使、」ヲ削リ同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
外交官補ニシテ大使館事務代理又ハ公使館事務代理ヲ命セラレタル者及領事官補ニシテ総領事代理、領事代理又ハ分館主任ヲ命セラレタル者ニハ其ノ期間ニ限リ第六条ノ増給ヲ給ス
第十二条中「係ルトキハ」ノ次ニ「特ニ外務大臣ノ許可アリタル場合ヲ除クノ外」ヲ加フ
第十四条第一項ヲ左ノ如ク改ム
代理者ニハ其ノ事務引継ヲ受ケタル日ヨリ代理中左ノ割合ニ依リ代理ニ対スル在勤俸ヲ給ス但シ当該主任官到著ノ場合ニ於テハ其ノ到著ノ日ヲ以テ限リトス
臨時代理大使 特命全権大使ノ在勤俸ノ十分ノ四乃至八
臨時代理公使 特命全権公使ノ在勤俸ノ十分ノ四乃至八
総領事代理 総領事(奏任)ノ在勤俸ノ十分ノ七乃至九
領事代理 領事ノ在勤俸ノ十分ノ七乃至九
大使館事務代理 特命全権大使ノ在勤俸ノ十分ノ三乃至五
公使館事務代理 特命全権公使ノ在勤俸ノ十分ノ三乃至五
総領事館事務代理 総領事(奏任)ノ在勤俸ノ十分ノ五乃至九
領事館事務代理 領事ノ在勤俸ノ十分ノ五乃至九
第十九条第二項ヲ左ノ如ク改ム
事変又ハ特別ノ事情ニ依リ船車料ノ定額ニテ実際ノ費用ヲ支弁スルコト能ハサルトキハ外務大臣必要ト認ムル場合ニ限リ相当ノ補給ヲ為スコトヲ得
第二十一条ノ二
特命全権大使ニハ特別船車料トシテ船車料定額ノ十分ノ六、特命全権公使及弁理公使ニハ十分ノ五、臨時代理大使、大使館参事官、臨時代理公使及総領事(勅任)ニハ十分ノ四ヲ増給ス其ノ妻ニハ単独旅行ノ場合ニ限リ特別船車料ヲ給ス
第二十二条第二号但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ第十二条第三項ノ場合及特ニ外務大臣ノ許可アリタル場合ヲ除クノ外同一任地ニ付往返各一回限リトス
第二十三条中「臨時代理公使」ノ下ニ「、総領事(勅任)又ハ現ニ六歳未満ノ児童ヲ同伴スル其ノ他ノ外交官若ハ領事官」ヲ加ヘ「三分ノ一」ヲ「二分ノ一」ニ改ム
第二十四条中「臨時代理公使」ノ次ニ「総領事(勅任)」ヲ、「総領事」ノ下ニ「(奏任)」ヲ、「日当ヲ給スルハ」ノ下ニ「特ニ外務大臣ノ許可アリタル場合ヲ除クノ外」ヲ加フ
第二十八条中「本邦任所間往返中」ヲ「赴任又ハ帰朝ノ途中ニ於テ」ニ改メ同条第二項ヲ左ノ如ク改ム
実費ヲ給スヘキ旅行又ハ公用出張中死亡シタル者ニハ旅費概算額ノ全額以内ニ於テ外務大臣ノ適当ト認ムル額ヲ給スルコトヲ得其ノ妻死亡ノトキ亦同シ
別表第一号中臨時代理大使ノ項及臨時代理公使ノ項ヲ削ル
別表第二号中総領事代理ノ欄、領事代理ノ欄、総領事館事務代理ノ欄及領事館事務代理ノ欄ヲ削ル
附 則
本令ハ大正九年四月一日ヨリ之ヲ施行ス
本文
詳細・沿革