獣疫予防のため、伝染の危険がある獣類を撲殺する際の賠償金額が、法律制定時から数十年が経過し、現在の獣畜価格に比べて著しく低額となっている。そのため、当業者が病気に罹患した獣畜を隠匿する恐れがあり、伝染病予防の観点から重大な問題となりうる。この状況を改善するため、賠償金額を現代の相場に見合う水準まで引き上げることを目的として本法案を提出する。
参照した発言: 第43回帝国議会 衆議院 本会議 第12号