(農工銀行法中改正法律)

法令番号: 法律第21号

公布年月日: 大正9年8月2日

法令の形式: 法律

定期貸付金の限度額改正と債券発行限度の引き上げが主な改正点である。これは金融機関の整備を通じて資金調達を円滑化することを目的としている。また、債券の消滅時効を認めることで債券所持者の利益を保護する内容も含まれている。これらの改正により、金融の円滑化を図ることが本法案の趣旨である。

(大正9年7月9日)

(大正9年7月12日)

(大正9年7月13日)

(大正9年7月14日)

(大正9年7月16日)

(大正9年7月19日)

(大正9年7月20日)

(大正9年7月21日)

朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル農工銀行法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム

御名御璽

大正九年七月三十一日

內閣總理大臣　原敬

大藏大臣　男爵　高橋是淸

法律第二十一號

農工銀行法中左ノ通改正ス

第六條中「三十箇年」ヲ「五十箇年」ニ、「年賦償還貸付金總高ノ五分ノ一」ヲ「拂込資本金及積立金總高」ニ、「耕地整理組合」ヲ「耕地整理組合若ハ其ノ聯合會」ニ改ム

第八條中「第一抵當トナルコトヲ得ヘキトキ」ノ下ニ「又ハ先順位ノ抵當權者カ農工銀行ニシテ舊貸付金額及新貸付金額カ第十條ノ制限ヲ超エサルトキ」ヲ加フ

第二十條中「之ヲ拂込マサルトキハ」ヲ「其ノ拂込ヲ爲ササルトキ又ハ期限前ノ償還要求ニ對シ其ノ拂込ヲ爲ササルトキハ」ニ改ム

第二十二條中「定期預リ金」ノ下ニ「及第二十四條第二項ニ依リ取扱ヒタル金錢ニシテ運用ヲ許サレタル公金預リ金」ヲ加フ

第二十六條中「五倍」ヲ「十倍」ニ改ム