大正7年の銀貨改正以降、銀価が暴騰し銀貨の鋳潰点を超えている。しかし銀相場が依然として不安定なため、補助銀貨全体の改正は時期尚早である。そこで当面の対応として、10銭銀貨を廃止して10銭白銅貨を新たに鋳造発行することとし、併せて白銅貨の法定通用制限額を現行の1円から5円に引き上げることを提案する。
参照した発言: 第43回帝国議会 衆議院 本会議 第12号