(度量衡法中改正法律)
法令番号: 法律第五十號
公布年月日: 大正8年4月10日
法令の形式: 法律
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル度量衡法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正八年四月九日
內閣總理大臣 原敬
農商務大臣 山本達雄
法律第五十號
度量衡法中左ノ通改正ス
第四條ノ二 溫度、密度、壓力、工率其ノ他ノ狀態及能率ノ計量ノ單位ニシテ度量衡又ハ度量衡及度量衡ニ非サル他ノ單位ニ依リテ定ムルモノニ關シテハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第八條中「販賣シ若ハ販賣ノ爲所持シ又ハ取引上若ハ證明上ニ於ケル度量衡ノ計量ニ使用シ又ハ使用ニ供スル爲所持スルコトヲ得ス」ヲ「之ヲ販賣シ又ハ販賣ノ爲之ヲ所持スルコトヲ得ス」ニ改ム
第八條ノ二 度量衡器ニ非サルモノ及前條各號ノ一ニ該當スル度量衡器ハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外取引上又ハ證明上ニ於ケル度量衡ノ計量ニ之ヲ使用シ又ハ使用ニ供スル爲之ヲ所持スルコトヲ得ス
第八條ノ三 度量衡ニ依ル正味量ノ表記アル商品ニシテ其ノ表記正味量カ實量ヲ超過スルモノハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外之ヲ販賣シ又ハ販賣ノ爲之ヲ所持スルコトヲ得ス
商品ノ度量衡ニ依ル量目ノ表記ハ正味量ノ表記ニ非サルコト明ナル場合ヲ除クノ外之ヲ度量衡ニ依ル正味量ノ表記ト看做ス
第九條中「使用ノ制限」ノ下ニ「竝度量衡ノ計量ノ取締」ヲ加フ
第十條中「度量衡器取締」ヲ「度量衡器ノ取締又ハ度量衡ノ計量ノ取締」ニ改ム
第十一條ノ二 當該官吏ハ度量衡ニ依ル正味量ノ表記アル商品ニシテ其ノ表記正味量カ實量ヲ超過スルモノノ表記ヲ更正シ又ハ消去シ其ノ他取締上必要ノ處分ヲ爲スコトヲ得
第十三條中「第八條」ノ下ニ「、第八條ノ二又ハ第八條ノ三第一項」ヲ加フ
第十六條及第十七條中「又ハ業務上」ヲ「、業務上」ニ改メ「度量衡器ヲ使用スル者」ノ下ニ「又ハ度量衡ニ依ル正味量ノ表記アル商品ヲ販賣スル者」ヲ加フ
第十九條ノ二 第六條乃至第八條ノ二、第九條乃至第十一條及第十二條乃至前條ハ勅令ヲ以テ定ムル計量器ニ之ヲ準用ス
第二十條中「度量衡器」ヲ「度量衡」ニ改ム
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル度量衡法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正八年四月九日
内閣総理大臣 原敬
農商務大臣 山本達雄
法律第五十号
度量衡法中左ノ通改正ス
第四条ノ二 温度、密度、圧力、工率其ノ他ノ状態及能率ノ計量ノ単位ニシテ度量衡又ハ度量衡及度量衡ニ非サル他ノ単位ニ依リテ定ムルモノニ関シテハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム
第八条中「販売シ若ハ販売ノ為所持シ又ハ取引上若ハ証明上ニ於ケル度量衡ノ計量ニ使用シ又ハ使用ニ供スル為所持スルコトヲ得ス」ヲ「之ヲ販売シ又ハ販売ノ為之ヲ所持スルコトヲ得ス」ニ改ム
第八条ノ二 度量衡器ニ非サルモノ及前条各号ノ一ニ該当スル度量衡器ハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外取引上又ハ証明上ニ於ケル度量衡ノ計量ニ之ヲ使用シ又ハ使用ニ供スル為之ヲ所持スルコトヲ得ス
第八条ノ三 度量衡ニ依ル正味量ノ表記アル商品ニシテ其ノ表記正味量カ実量ヲ超過スルモノハ命令ヲ以テ定ムル場合ヲ除クノ外之ヲ販売シ又ハ販売ノ為之ヲ所持スルコトヲ得ス
商品ノ度量衡ニ依ル量目ノ表記ハ正味量ノ表記ニ非サルコト明ナル場合ヲ除クノ外之ヲ度量衡ニ依ル正味量ノ表記ト看做ス
第九条中「使用ノ制限」ノ下ニ「並度量衡ノ計量ノ取締」ヲ加フ
第十条中「度量衡器取締」ヲ「度量衡器ノ取締又ハ度量衡ノ計量ノ取締」ニ改ム
第十一条ノ二 当該官吏ハ度量衡ニ依ル正味量ノ表記アル商品ニシテ其ノ表記正味量カ実量ヲ超過スルモノノ表記ヲ更正シ又ハ消去シ其ノ他取締上必要ノ処分ヲ為スコトヲ得
第十三条中「第八条」ノ下ニ「、第八条ノ二又ハ第八条ノ三第一項」ヲ加フ
第十六条及第十七条中「又ハ業務上」ヲ「、業務上」ニ改メ「度量衡器ヲ使用スル者」ノ下ニ「又ハ度量衡ニ依ル正味量ノ表記アル商品ヲ販売スル者」ヲ加フ
第十九条ノ二 第六条乃至第八条ノ二、第九条乃至第十一条及第十二条乃至前条ハ勅令ヲ以テ定ムル計量器ニ之ヲ準用ス
第二十条中「度量衡器」ヲ「度量衡」ニ改ム
附 則
本法施行ノ期日ハ勅令ヲ以テ之ヲ定ム