近年の学術・産業の発達に伴い、圧力器・寒暖計・比重計等の計量器の使用が増加しているが、これらの検定取締に関する規定がなく、不正確な器具が多く存在している。また、度量衡による取引商品において、表記された量目と実際の量目が異なる事例が増加し、常習的傾向を示している。これは取引上の信用と公益を損ない、輸出品の販路にも影響を及ぼすため、計量器の検定取締規定の整備と、現行法の不備を補うことを目的として本法改正を提案する。
参照した発言: 第41回帝国議会 貴族院 本会議 第15号