郡会議長の権限濫用を防ぐため、議員定数の半数以上から請求があった場合は必ず郡会を開会し、不当に閉会や中止をしてはならないとする規定を設けることを提案する。これは党派や感情による議事の不公平や会議進行の遅延を防ぐためである。本案は第37議会で満場一致で可決され、政府も同意したが会期切迫で貴族院での審議機会を逃した。なお、改正しようとする第36条と第45条の規定は、現行の府県制第48条と第57条の規定と同一の内容である。
参照した発言: 第40回帝国議会 衆議院 本会議 第12号