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(海軍礼式令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第百八十九號
公布年月日: 大正4年11月2日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
海軍礼式令
国立国会図書館『官報』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕海軍禮式令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正四年十一月一日
內閣總理大臣 伯爵 大隈重信
海軍大臣 加藤友三郞
勅令第百八十九號
海軍禮式令中左ノ通改正ス
第十一條
短艇軍隊又ハ衞兵ノ敬禮ハ別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外夜間之ヲ行ハサルヲ例トス軍艦ノ敬禮中號笛ヲ吹キ及水兵舷梯側ニ立ツ敬禮亦同シ
第十三條
儀式祭典等ニ當リ一境域內全般ニ亙ル禮式ヲ齊一ニシ且必要ナル順序等ヲ定ムルハ左ニ揭クル諸官ノ任トス
一
東京ニ在リテハ海軍大臣
二
鎭守府ヲ置ク地ニ在リテハ鎭守府司令長官
三
要港部ヲ置ク地ニ在リテハ要港部司令官
四
防備隊司令官ヲ置ク地ニ在リテハ防備隊司令官
五
其ノ他ノ各地ニ在リテハ所在首席將校其ノ地在勤者タルト否トヲ問ハス
前項第二號乃至第四號ノ地ニ在リテハ鎭守府司令長官、要港部司令官又ハ防備隊司令官ノ定メタルモノハ他ノ司令長官又ハ司令官ニ於テモ官等ノ上下ヲ論セス等シク之ヲ遵行スヘシ
第二十四條但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ宮中行在所等ノ廊下、賢所正門內、神前及祭場ハ總テ室內ニ準ス
第二十七條第三項ヲ左ノ如ク改ム
祭典ニ參列スルトキハ式ノ施行中脫帽スヘシ
第四十二條中「管口ヲ股ニ當テ」ヲ「持方ヲ變スルコトナク」ニ改ム
第七十一條
第六十三條、第六十四條及前三條ノ規定ハ官衙部隊學校ニ之ヲ準用ス但シ陸上ニ在リテハ號笛ヲ吹クコトナク祝聲ヲ唱フルコトナシ
第七十四條ニ左ノ一項ヲ加フ
陸軍將官公式訪問ノ爲來艦シ又ハ退艦スルトキノ敬禮ハ第一項第一號ニ準ス
第八十一條
海軍大臣、元帥タル海軍大將、海軍軍令部長若ハ特命檢閱使公務ヲ帶ヒ又ハ檢閱官檢閱ノ爲官衙部隊學校ニ來リ又ハ之ヲ退去スルトキハ第七十三條第一項第一號ニ準シ敬禮ヲ行ヒ官衙部隊學校ノ長初テ著任スルトキ又ハ職ヲ解キ退去スルトキハ第七十八條第一號ニ準シ敬禮ヲ行フヘシ但シ號笛ヲ吹クコトナク又衞兵ノ敬禮ハ本編第五章ニ依ルヘシ
第九十四條中「櫓艇ヲ含ム」、「短艇指揮乘艇シ在ルトキト雖本項ニ依ル」及「短艇指揮乘艇シ在ルトキト雖本欄ニ依ル」竝同條表中下士卒ノ欄「短艇指揮」ヲ削リ同表備考中「櫓艇ハ本表中短艇ノ」ヲ「櫓艇橈漕中ハ本表中」ニ改メ備考ニ左ノ一號ヲ加ヘ第九號ヲ第十號トス
九
短艇軍人ノ柩ヲ載セタル短艇ニ遇フトキハ死者ノ官職等級ノ如何ヲ問ハス海軍大臣、海軍大將以下准士官以上ノ乘艇ニ在リテハ海軍大臣、海軍大將以下准士官以上ノ部海軍大臣、海軍大將以下准士官以上ノ欄ニ、下士卒ノ乘艇ニ在リテハ同部下士卒ノ欄ニ規定スル敬禮ヲ行フヘシ
第九十五條中「海軍大臣旗將旗又ハ代將旗ヲ揭クル軍艦ト遇ヒ若ハ其ノ近傍ニ近ツクトキ又ハ他ノ」ヲ削ル
第百八條中「擧手注目トシ」ノ下ニ「拜神ノ場合ヲ除クノ外」ヲ加フ
第百三十八條及第百四十條中「靖國神社大祭」ヲ「靖國神社例祭及合祀祭」ニ改ム
第百四十二條及第百四十三條中「特命檢閱使ニ對シテハ所在」ヲ「特命檢閱使ニ對シテハ檢閱ヲ受クヘキ所在官衙艦船部隊等ノ」ニ改ム
附 則
本令ハ大正四年十一月五日ヨリ之ヲ施行ス
朕海軍礼式令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
大正四年十一月一日
内閣総理大臣 伯爵 大隈重信
海軍大臣 加藤友三郎
勅令第百八十九号
海軍礼式令中左ノ通改正ス
第十一条
短艇軍隊又ハ衛兵ノ敬礼ハ別段ノ規定アル場合ヲ除クノ外夜間之ヲ行ハサルヲ例トス軍艦ノ敬礼中号笛ヲ吹キ及水兵舷梯側ニ立ツ敬礼亦同シ
第十三条
儀式祭典等ニ当リ一境域内全般ニ亘ル礼式ヲ斉一ニシ且必要ナル順序等ヲ定ムルハ左ニ掲クル諸官ノ任トス
一
東京ニ在リテハ海軍大臣
二
鎮守府ヲ置ク地ニ在リテハ鎮守府司令長官
三
要港部ヲ置ク地ニ在リテハ要港部司令官
四
防備隊司令官ヲ置ク地ニ在リテハ防備隊司令官
五
其ノ他ノ各地ニ在リテハ所在首席将校其ノ地在勤者タルト否トヲ問ハス
前項第二号乃至第四号ノ地ニ在リテハ鎮守府司令長官、要港部司令官又ハ防備隊司令官ノ定メタルモノハ他ノ司令長官又ハ司令官ニ於テモ官等ノ上下ヲ論セス等シク之ヲ遵行スヘシ
第二十四条但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ宮中行在所等ノ廊下、賢所正門内、神前及祭場ハ総テ室内ニ準ス
第二十七条第三項ヲ左ノ如ク改ム
祭典ニ参列スルトキハ式ノ施行中脱帽スヘシ
第四十二条中「管口ヲ股ニ当テ」ヲ「持方ヲ変スルコトナク」ニ改ム
第七十一条
第六十三条、第六十四条及前三条ノ規定ハ官衙部隊学校ニ之ヲ準用ス但シ陸上ニ在リテハ号笛ヲ吹クコトナク祝声ヲ唱フルコトナシ
第七十四条ニ左ノ一項ヲ加フ
陸軍将官公式訪問ノ為来艦シ又ハ退艦スルトキノ敬礼ハ第一項第一号ニ準ス
第八十一条
海軍大臣、元帥タル海軍大将、海軍軍令部長若ハ特命検閲使公務ヲ帯ヒ又ハ検閲官検閲ノ為官衙部隊学校ニ来リ又ハ之ヲ退去スルトキハ第七十三条第一項第一号ニ準シ敬礼ヲ行ヒ官衙部隊学校ノ長初テ著任スルトキ又ハ職ヲ解キ退去スルトキハ第七十八条第一号ニ準シ敬礼ヲ行フヘシ但シ号笛ヲ吹クコトナク又衛兵ノ敬礼ハ本編第五章ニ依ルヘシ
第九十四条中「櫓艇ヲ含ム」、「短艇指揮乗艇シ在ルトキト雖本項ニ依ル」及「短艇指揮乗艇シ在ルトキト雖本欄ニ依ル」並同条表中下士卒ノ欄「短艇指揮」ヲ削リ同表備考中「櫓艇ハ本表中短艇ノ」ヲ「櫓艇橈漕中ハ本表中」ニ改メ備考ニ左ノ一号ヲ加ヘ第九号ヲ第十号トス
九
短艇軍人ノ柩ヲ載セタル短艇ニ遇フトキハ死者ノ官職等級ノ如何ヲ問ハス海軍大臣、海軍大将以下准士官以上ノ乗艇ニ在リテハ海軍大臣、海軍大将以下准士官以上ノ部海軍大臣、海軍大将以下准士官以上ノ欄ニ、下士卒ノ乗艇ニ在リテハ同部下士卒ノ欄ニ規定スル敬礼ヲ行フヘシ
第九十五条中「海軍大臣旗将旗又ハ代将旗ヲ掲クル軍艦ト遇ヒ若ハ其ノ近傍ニ近ツクトキ又ハ他ノ」ヲ削ル
第百八条中「挙手注目トシ」ノ下ニ「拝神ノ場合ヲ除クノ外」ヲ加フ
第百三十八条及第百四十条中「靖国神社大祭」ヲ「靖国神社例祭及合祀祭」ニ改ム
第百四十二条及第百四十三条中「特命検閲使ニ対シテハ所在」ヲ「特命検閲使ニ対シテハ検閲ヲ受クヘキ所在官衙艦船部隊等ノ」ニ改ム
附 則
本令ハ大正四年十一月五日ヨリ之ヲ施行ス
本文
詳細・沿革