(市制第六条ノ市ノ区ニ関スル件)
法令番号: 勅令第二百四十四號
公布年月日: 明治44年9月25日
法令の形式: 勅令
朕市制第六條ノ市ノ區ニ關スル件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十四年九月二十三日
內閣總理大臣 侯爵 西園寺公望
內務大臣 原敬
勅令第二百四十四號
第一條 市制第六條ノ市ノ區ニ關シテハ本令ノ定ムル所ニ依ル
第二條 府縣知事ハ市會ノ意見ヲ徵シ府縣參事會ノ議決ヲ經テ市條例ヲ設定シ新ニ區會ヲ設クルコトヲ得
第三條 區內ニ住所ヲ有スル市公民ニシテ其ノ區ニ於テ直接市稅ヲ納ムル者ハ總テ選擧權ヲ有ス但シ公民權停止中ノ者又ハ市制第十一條第三項ノ場合ニ當ル者ハ此ノ限ニ在ラス
帝國臣民ニシテ區ニ於テ直接市稅ヲ納ムル者其ノ額市公民ノ其ノ區ニ於テ最多ク納稅スル者三人中ノ一人ヨリモ多キトキハ前項ノ要件ニ當ラスト雖選擧權ヲ有ス但シ六年ノ懲役又ハ禁錮以上ノ刑ニ處セラレタル者及市制第十一條第二項ノ公民權停止ノ條件又ハ同條第三項ノ場合ニ當ル者ハ此ノ限ニ在ラス
法人ニ關シテモ亦前項ノ例ニ依ル
前二項ノ直接市稅ノ納額ハ選擧人名簿調製期日ノ屬スル會計年度ノ前年度ノ賦課額ニ依ルヘシ
第四條 選擧人ハ分チテ三級トス
選擧人中區ニ於テ納ムル直接市稅額最多キ者ヲ合セテ選擧人全員ノ其ノ區ニ於テ納ムル總額ノ三分ノ一ニ當ルヘキ者ヲ一級トス但シ一級選擧人ノ數議員定數ノ三分ノ一ヨリ少キトキハ納額最多キ者議員定數ノ三分ノ一ト同數ヲ以テ一級トス
一級選擧人ヲ除クノ外其ノ區ニ於テ納ムル直接市稅額最多キ者ヲ合セテ選擧人全員ノ其ノ區ニ於テ納ムル直接市稅ノ總額中一級選擧人ノ納ムル額ヲ除キ其ノ殘額ノ半ニ當ルヘキ者ヲ二級トシ其ノ他ノ選擧人ヲ三級トス但シ二級選擧人ノ場合ニハ前項但書ノ規定ヲ準用ス
各級ノ間納稅額兩級ニ跨ル者アルトキハ上級ニ入ルヘシ兩級ノ間ニ同額ノ納稅者二人以上アルトキハ其ノ區內ニ住所ヲ有スル年數ノ多キ者ヲ以テ上級ニ入ル住所ヲ有スル年數同シキトキハ年長者ヲ以テシ年齡ニ依リ難キトキハ區長抽籤シテ之ヲ定ムヘシ
選擧人ハ每級各別ニ議員定數ノ三分ノ一ヲ選擧ス
被選擧人ハ各級ニ通シテ選擧セラルルコトヲ得
第二項乃至第四項ノ直接市稅ノ納額ニ關シテハ前條第四項ノ規定ヲ適用ス
第五條 第三條第一項ノ規定ニ依リ選擧權ヲ有スル市公民ハ被選擧權ヲ有ス
左ニ揭クル者ハ被選擧權ヲ有セス其ノ之ヲ罷メタル後一月ヲ經過セサル者亦同シ
一 所屬府縣ノ官吏及有給吏員
二 其ノ市ノ有給吏員但シ他ノ區所屬ノ市有給吏員ハ此ノ限ニ在ラス
三 檢事警察官吏及收稅官吏
四 神官神職僧侶其ノ他諸宗敎師
五 小學校敎員
市又ハ區ニ對シ請負ヲ爲ス者及其ノ支配人又ハ主トシテ同一ノ行爲ヲ爲ス法人ノ無限責任社員、重役及支配人ハ其ノ區ニ於テ被選擧權ヲ有セス
父子兄弟タル緣故アル者ハ同時ニ區會議員ノ職ニ在ルコトヲ得ス其ノ同時ニ選擧セラレタルトキハ同級ニ在リテハ得票ノ數ニ依リ其ノ多キ者一人ヲ當選者トシ同數ナルトキ又ハ等級ヲ異ニシテ選擧セラレタルトキハ年長者ヲ當選者トス其ノ時ヲ異ニシテ選擧セラレタルトキハ後ニ選擧セラレタル者議員タルコトヲ得ス
議員ト爲リタル後前項ノ緣故ヲ生シタル場合ニ於テハ年少者其ノ職ヲ失フ
區長ト父子兄弟タル緣故アル者ハ區會議員ノ職ニ在ルコトヲ得ス
第六條 區會議員ハ市ノ名譽職トス
議員ノ任期ハ四年トシ總選擧ノ第一日ヨリ之ヲ起算ス
議員ノ定數ニ異動ヲ生シタル爲解任ヲ要スル者アルトキハ每級各別ニ區長抽籤シテ之ヲ定ム但シ解任ヲ要スル等級ニ闕員アルトキハ其ノ闕員ヲ以テ之ニ充ツヘシ
議員ノ定數ニ異動ヲ生シタル爲新ニ選擧セラレタル議員ハ總選擧ニ依リ選擧セラレタル議員ノ任期滿了ノ日迄在任ス
第七條 第三條第二項又ハ第三項ノ規定ニ依リ選擧權ヲ有スル者ハ代人ヲ出シテ選擧ヲ行フコトヲ得但シ年齡二十五年以上ノ男子ニ非サル者、禁治產者及準禁治產者ハ必ス代人ヲ以テスヘシ
代人ハ帝國臣民ニシテ年齡二十五年以上ノ男子ニ限ル
市制第九條第一項但書ニ當ル者、同第十條第二項ノ規定ニ依ル公民權停止中ノ者及同第十一條第二項ノ公民權停止ノ條件又ハ同條第三項ノ場合ニ當ル者ハ代人タルコトヲ得ス又一人ニシテ數人ノ代理ヲ爲スコトヲ得ス
代人ハ委任狀其ノ他代理ヲ證スル書面ヲ選擧長又ハ分會長ニ示スヘシ
第八條 選擧ヲ終リタルトキハ區長ハ直ニ選擧錄ノ謄本ヲ添ヘ市長ヲ經テ之ヲ府縣知事ニ報吿スヘシ
市制第三十二條第二項ノ期間ヲ經過シタルトキ、同條第三項若ハ第五項ノ申立アリタルトキ又ハ同條第三項ノ規定ニ依リ抽籤ヲ爲シタルトキハ區長ハ直ニ當選者ノ住所氏名ヲ吿示シ併セテ市長ヲ經テ之ヲ府縣知事ニ報吿スヘシ
第九條 區會ノ組織及區會議員ノ選擧ニ關シテハ前數條ニ定ムルモノノ外市制第十三條第十七條第二十條乃至第二十六條第二十八條乃至第三十三條第三十五條乃至第三十九條ノ規定ヲ準用ス但シ區會議員ノ定數ニ付テハ市ハ區會ノ意見ヲ徵シ市條例ヲ以テ特ニ之ヲ增減スルコトヲ得
第十條 區會ノ職務權限ニ關シテハ市會ノ職務權限ニ關スル規定ヲ準用ス
區長ト區會トノ關係ニ付テハ市長ト市會トノ關係ニ關スル規定及市制第九十二條ノ規定ヲ準用ス
第十一條 區會ヲ設ケサル區ニ於テハ區會ノ職務ハ市會之ヲ行フ
第十二條 市ハ區會ノ意見ヲ徵シ區ノ營造物ニ關シ市條例又ハ市規則ヲ設クルコトヲ得
市制第百二十九條ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
區ハ前二項ノ市條例ノ定ムル所ニ依リ區ノ營造物ノ使用ニ付使用料ヲ徵收シ又ハ過料ヲ科スルコトヲ得
第十三條 區ハ其ノ財產及營造物ニ關シ必要ナル費用ヲ支辨スル義務ヲ負フ
前項ノ支出ハ區ノ財產ヨリ生スル收入、使用料其ノ他法令ニ依リ區ニ屬スル收入ヲ以テ之ニ充テ仍不足アルトキハ市ハ其ノ區ニ於テ特ニ賦課徵收スル市稅ヲ以テ之ニ充ツヘシ
前項ノ市稅ニ付市會ノ議決スヘキ事項ハ區會之ヲ議決ス但シ市ノ定メタル制限ヲ超ユルコトヲ得ス
市制第九十八條第四項ノ規定ニ依リ市ノ負擔スル費用ニ付テハ前二項ノ規定ヲ準用ス
第十四條 前數條ニ定ムルモノノ外區ニ關シテハ市制第百十四條第百十五條第百三十條第二項乃至第六項第百三十一條及第百三十三條乃至第百四十三條ノ規定ヲ準用ス但シ第百三十條第三項ノ市參事會ハ區會、第百四十一條第二項ノ名譽職參事會員ハ區會議員トス
前項ノ規定ニ依リ市制第百三十一條第一項ヲ準用スル場合ニ於テハ市ハ區會ノ意見ヲ徵シ市條例ヲ定メ區ヲシテ手數料ヲ徵收セシムルコトヲ得
第十五條 區ノ監督ニ付テハ市ノ監督ニ關スル規定ヲ準用ス
附 則
本令ハ明治四十四年十月一日ヨリ之ヲ施行ス
朕市制第六条ノ市ノ区ニ関スル件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十四年九月二十三日
内閣総理大臣 侯爵 西園寺公望
内務大臣 原敬
勅令第二百四十四号
第一条 市制第六条ノ市ノ区ニ関シテハ本令ノ定ムル所ニ依ル
第二条 府県知事ハ市会ノ意見ヲ徴シ府県参事会ノ議決ヲ経テ市条例ヲ設定シ新ニ区会ヲ設クルコトヲ得
第三条 区内ニ住所ヲ有スル市公民ニシテ其ノ区ニ於テ直接市税ヲ納ムル者ハ総テ選挙権ヲ有ス但シ公民権停止中ノ者又ハ市制第十一条第三項ノ場合ニ当ル者ハ此ノ限ニ在ラス
帝国臣民ニシテ区ニ於テ直接市税ヲ納ムル者其ノ額市公民ノ其ノ区ニ於テ最多ク納税スル者三人中ノ一人ヨリモ多キトキハ前項ノ要件ニ当ラスト雖選挙権ヲ有ス但シ六年ノ懲役又ハ禁錮以上ノ刑ニ処セラレタル者及市制第十一条第二項ノ公民権停止ノ条件又ハ同条第三項ノ場合ニ当ル者ハ此ノ限ニ在ラス
法人ニ関シテモ亦前項ノ例ニ依ル
前二項ノ直接市税ノ納額ハ選挙人名簿調製期日ノ属スル会計年度ノ前年度ノ賦課額ニ依ルヘシ
第四条 選挙人ハ分チテ三級トス
選挙人中区ニ於テ納ムル直接市税額最多キ者ヲ合セテ選挙人全員ノ其ノ区ニ於テ納ムル総額ノ三分ノ一ニ当ルヘキ者ヲ一級トス但シ一級選挙人ノ数議員定数ノ三分ノ一ヨリ少キトキハ納額最多キ者議員定数ノ三分ノ一ト同数ヲ以テ一級トス
一級選挙人ヲ除クノ外其ノ区ニ於テ納ムル直接市税額最多キ者ヲ合セテ選挙人全員ノ其ノ区ニ於テ納ムル直接市税ノ総額中一級選挙人ノ納ムル額ヲ除キ其ノ残額ノ半ニ当ルヘキ者ヲ二級トシ其ノ他ノ選挙人ヲ三級トス但シ二級選挙人ノ場合ニハ前項但書ノ規定ヲ準用ス
各級ノ間納税額両級ニ跨ル者アルトキハ上級ニ入ルヘシ両級ノ間ニ同額ノ納税者二人以上アルトキハ其ノ区内ニ住所ヲ有スル年数ノ多キ者ヲ以テ上級ニ入ル住所ヲ有スル年数同シキトキハ年長者ヲ以テシ年齢ニ依リ難キトキハ区長抽籤シテ之ヲ定ムヘシ
選挙人ハ毎級各別ニ議員定数ノ三分ノ一ヲ選挙ス
被選挙人ハ各級ニ通シテ選挙セラルルコトヲ得
第二項乃至第四項ノ直接市税ノ納額ニ関シテハ前条第四項ノ規定ヲ適用ス
第五条 第三条第一項ノ規定ニ依リ選挙権ヲ有スル市公民ハ被選挙権ヲ有ス
左ニ掲クル者ハ被選挙権ヲ有セス其ノ之ヲ罷メタル後一月ヲ経過セサル者亦同シ
一 所属府県ノ官吏及有給吏員
二 其ノ市ノ有給吏員但シ他ノ区所属ノ市有給吏員ハ此ノ限ニ在ラス
三 検事警察官吏及収税官吏
四 神官神職僧侶其ノ他諸宗教師
五 小学校教員
市又ハ区ニ対シ請負ヲ為ス者及其ノ支配人又ハ主トシテ同一ノ行為ヲ為ス法人ノ無限責任社員、重役及支配人ハ其ノ区ニ於テ被選挙権ヲ有セス
父子兄弟タル縁故アル者ハ同時ニ区会議員ノ職ニ在ルコトヲ得ス其ノ同時ニ選挙セラレタルトキハ同級ニ在リテハ得票ノ数ニ依リ其ノ多キ者一人ヲ当選者トシ同数ナルトキ又ハ等級ヲ異ニシテ選挙セラレタルトキハ年長者ヲ当選者トス其ノ時ヲ異ニシテ選挙セラレタルトキハ後ニ選挙セラレタル者議員タルコトヲ得ス
議員ト為リタル後前項ノ縁故ヲ生シタル場合ニ於テハ年少者其ノ職ヲ失フ
区長ト父子兄弟タル縁故アル者ハ区会議員ノ職ニ在ルコトヲ得ス
第六条 区会議員ハ市ノ名誉職トス
議員ノ任期ハ四年トシ総選挙ノ第一日ヨリ之ヲ起算ス
議員ノ定数ニ異動ヲ生シタル為解任ヲ要スル者アルトキハ毎級各別ニ区長抽籤シテ之ヲ定ム但シ解任ヲ要スル等級ニ闕員アルトキハ其ノ闕員ヲ以テ之ニ充ツヘシ
議員ノ定数ニ異動ヲ生シタル為新ニ選挙セラレタル議員ハ総選挙ニ依リ選挙セラレタル議員ノ任期満了ノ日迄在任ス
第七条 第三条第二項又ハ第三項ノ規定ニ依リ選挙権ヲ有スル者ハ代人ヲ出シテ選挙ヲ行フコトヲ得但シ年齢二十五年以上ノ男子ニ非サル者、禁治産者及準禁治産者ハ必ス代人ヲ以テスヘシ
代人ハ帝国臣民ニシテ年齢二十五年以上ノ男子ニ限ル
市制第九条第一項但書ニ当ル者、同第十条第二項ノ規定ニ依ル公民権停止中ノ者及同第十一条第二項ノ公民権停止ノ条件又ハ同条第三項ノ場合ニ当ル者ハ代人タルコトヲ得ス又一人ニシテ数人ノ代理ヲ為スコトヲ得ス
代人ハ委任状其ノ他代理ヲ証スル書面ヲ選挙長又ハ分会長ニ示スヘシ
第八条 選挙ヲ終リタルトキハ区長ハ直ニ選挙録ノ謄本ヲ添ヘ市長ヲ経テ之ヲ府県知事ニ報告スヘシ
市制第三十二条第二項ノ期間ヲ経過シタルトキ、同条第三項若ハ第五項ノ申立アリタルトキ又ハ同条第三項ノ規定ニ依リ抽籤ヲ為シタルトキハ区長ハ直ニ当選者ノ住所氏名ヲ告示シ併セテ市長ヲ経テ之ヲ府県知事ニ報告スヘシ
第九条 区会ノ組織及区会議員ノ選挙ニ関シテハ前数条ニ定ムルモノノ外市制第十三条第十七条第二十条乃至第二十六条第二十八条乃至第三十三条第三十五条乃至第三十九条ノ規定ヲ準用ス但シ区会議員ノ定数ニ付テハ市ハ区会ノ意見ヲ徴シ市条例ヲ以テ特ニ之ヲ増減スルコトヲ得
第十条 区会ノ職務権限ニ関シテハ市会ノ職務権限ニ関スル規定ヲ準用ス
区長ト区会トノ関係ニ付テハ市長ト市会トノ関係ニ関スル規定及市制第九十二条ノ規定ヲ準用ス
第十一条 区会ヲ設ケサル区ニ於テハ区会ノ職務ハ市会之ヲ行フ
第十二条 市ハ区会ノ意見ヲ徴シ区ノ営造物ニ関シ市条例又ハ市規則ヲ設クルコトヲ得
市制第百二十九条ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス
区ハ前二項ノ市条例ノ定ムル所ニ依リ区ノ営造物ノ使用ニ付使用料ヲ徴収シ又ハ過料ヲ科スルコトヲ得
第十三条 区ハ其ノ財産及営造物ニ関シ必要ナル費用ヲ支弁スル義務ヲ負フ
前項ノ支出ハ区ノ財産ヨリ生スル収入、使用料其ノ他法令ニ依リ区ニ属スル収入ヲ以テ之ニ充テ仍不足アルトキハ市ハ其ノ区ニ於テ特ニ賦課徴収スル市税ヲ以テ之ニ充ツヘシ
前項ノ市税ニ付市会ノ議決スヘキ事項ハ区会之ヲ議決ス但シ市ノ定メタル制限ヲ超ユルコトヲ得ス
市制第九十八条第四項ノ規定ニ依リ市ノ負担スル費用ニ付テハ前二項ノ規定ヲ準用ス
第十四条 前数条ニ定ムルモノノ外区ニ関シテハ市制第百十四条第百十五条第百三十条第二項乃至第六項第百三十一条及第百三十三条乃至第百四十三条ノ規定ヲ準用ス但シ第百三十条第三項ノ市参事会ハ区会、第百四十一条第二項ノ名誉職参事会員ハ区会議員トス
前項ノ規定ニ依リ市制第百三十一条第一項ヲ準用スル場合ニ於テハ市ハ区会ノ意見ヲ徴シ市条例ヲ定メ区ヲシテ手数料ヲ徴収セシムルコトヲ得
第十五条 区ノ監督ニ付テハ市ノ監督ニ関スル規定ヲ準用ス
附 則
本令ハ明治四十四年十月一日ヨリ之ヲ施行ス