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(関税法施行規則中改正ノ件)
法令番号: 勅令第百八十四號
公布年月日: 明治44年6月16日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
関税法施行規則
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕關稅法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十四年六月十五日
內閣總理大臣兼大藏大臣 公爵 桂太郞
勅令第百八十四號
關稅法施行規則中左ノ通改正ス
第二條中「製造地」ノ下ニ「、仕入地」ヲ加フ
第九條中「原價、諸費」ヲ「價格」ニ改ム
第十條中「及有價證券」ヲ「又ハ稅關ノ確實ト認ムル有價證券」ニ改ム
第十三條中「競賣スヘシ」ヲ「爲スヘシ」ニ改ム
第十四條中「競賣」ヲ「公賣」ニ改ム
第十八條第二項ヲ削ル
第二十條中「船舶、積荷目錄」ヲ「船舶積荷目錄又ハ運送目錄」ニ改ム
第二十一條中「國籍、」ノ下ニ「登簿噸數、」ヲ加フ
第二十四條但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ海難其ノ他已ムヲ得サル事故ニ因リ貨物ノ船卸ヲ爲ストキ又ハ外國貨物ヲ積載セル沿海通航船內國貨物ノ積卸ヲ爲スニ止マルトキハ此ノ限ニ在ラス
第二十五條中「所轄稅關」ヲ「其ノ地所轄ノ稅關」ニ改ム
第二十六條
削除
第二十七條中「箇數及數量」ヲ「箇數、數量及陸揚ノ事由」ニ、「稅關官吏又ハ」ヲ「稅關官吏ニ、稅關官吏在ラサルトキハ」ニ改ム
第二十八條ノ二
警察官吏前二條ノ申吿ヲ受ケタルトキハ其ノ地所轄ノ稅關ニ通報スヘシ
第二十九條中「數量及原價」ヲ「數量、原價及積入地」ニ改ム
第三十條中「貨物ヲ稅關ニ送致シ又ハ貨物ノ引取若ハ發送ヲナス爲」ヲ「貸物ヲ保稅地域ニ搬入シ若ハ保稅地域ヨリ搬出シ又ハ保稅地域內ニ於ケル貨物ノ取扱ヲナス爲」ニ改ム
第三十三條ノ二
稅關長カ關稅法第二十八條ニ依リ稅關構外ニ於テ貸物ノ陸揚船積ノ場所トシテ指定シ又ハ特許シタル地域ニハ外國貨物ヲ藏置スルコトヲ得
第三十四條中「第十五號」ヲ「第十七號」ニ改ム
第三十五條第一項ヲ左ノ如ク改ム
關稅定率法第八條又ハ第十條ニ依ル關稅免除ノ貨物ヲ法定期間內ニ輸出セントスル者ハ輸出申吿ヲ爲スト同時ニ輸入免狀又ハ之ニ代ルヘキ稅關ノ證明書ヲ稅關ニ提出スヘシ
第三十七條
輸入申吿書ニハ積載船舶ノ名稱、國籍、貨物ノ仕入地、積出地、產出地又ハ製造地、記號、番號、品名、箇數、數量及價格ヲ記載スヘシ
第三十七條ノ二
輸入申吿書ニ添附スヘキ仕入書ハ貨物ノ仕入國ニ於テ作成シ貨物ノ賣渡人ノ署名アルモノナルコトヲ要ス
第三十九條中「第十五號」ヲ「第十七號」ニ、「第十六號」ヲ「第十八號」ニ、「第二十號」ヲ「第二十二號」ニ改ム
第四十條中「第五號」ヲ「第七號及第十條」ニ改ム
第四十一條
削除
第四十三條
削除
「第四節 貨物ノ囘漕」ヲ「第四節 貨物ノ運送」ニ改ム
第四十六條
海路ニ由ル貨物ノ運送申吿書及運送目錄ニハ船舶ノ名稱、貨物ノ運送先、內外國貨物ノ區別、記號、番號、品名、箇數及數量ヲ記載シ仍運送申吿書ニハ貨物ノ價格及運送ノ目的、運送目錄ニハ荷受人ヲ記載スヘシ
陸路ニ由ル貨物ノ運送申吿書及運送目錄ニハ貨物ノ運送先、記號、番號、品名、箇數及數量ヲ記載シ仍運送申吿書ニハ貨物ノ價格及運送ノ目的、運送目錄ニハ荷受人ヲ記載スヘシ
第四十六條ノ二
關稅法第三十九條ノ五ニ揭ケタル外國貨物運送ノ認許ヲ受ケントスル者ハ運送先、貨物ノ品名、箇數及數量ヲ記載シタル申請書ヲ提出スヘシ
第四十六條ノ三
關稅法第三十九條ノ五ニ依リ外國貨物ノ運送ヲ認許シタルトキハ其ノ認許證ニ前條ノ申請書ニ記載シタル事項ノ外指定通路ヲ記載スヘシ
警察官吏前項ノ認許ヲ爲シタルトキハ認許證ノ寫ヲ其ノ地所轄ノ稅關ニ送付スヘシ
第四十七條
運送貨物運送先ニ到達シタルトキハ運送免狀ヲ稅關ニ提出スヘシ
前項ノ場合ニ於テ運送貨物免狀ト符合スルトキハ稅關ハ免狀ニ運送濟ノ旨ヲ記入シテ之ヲ提出者ニ還付スヘシ
第四十九條
關稅法第五十條第二項ニ依リ貨物ヲ公賣スルトキハ公吿シテ之ヲ爲スヘシ
前項及關稅法第五十一條ノ公吿ニハ前條ニ揭ケタル事項ノ外公賣ノ事由、公賣ノ場所及時其ノ他必要ノ事項ヲ記載スヘシ
第四十九條ノ二
關稅法第五十條第二項ニ依リ貨主ニ交付スヘキ殘金アルトキハ之ヲ供託スルコトヲ得
第六十五條中「之ヲ公吿シテ競賣ニ付スヘシ」ヲ「公吿シテ之ヲ爲スヘシ」ニ、「競賣」ヲ「公賣」ニ改ム
附 則
本令ハ明治四十四年七月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第三十四條、第三十五條、第三十九條及第四十條中改正ニ關スル規定ハ明治四十四年七月十七日ヨリ、第三十七條ノ二ハ明治四十四年十月一日ヨリ之ヲ施行ス
關稅法第三十二條第一項ニ依リ稅關ニ提出シタル仕入書ハ明治四十四年九月三十日迄ニ其ノ貨物ノ輸入申吿者ヨリ請求アリタルトキハ之ヲ還付ス
朕関税法施行規則中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十四年六月十五日
内閣総理大臣兼大蔵大臣 公爵 桂太郎
勅令第百八十四号
関税法施行規則中左ノ通改正ス
第二条中「製造地」ノ下ニ「、仕入地」ヲ加フ
第九条中「原価、諸費」ヲ「価格」ニ改ム
第十条中「及有価証券」ヲ「又ハ税関ノ確実ト認ムル有価証券」ニ改ム
第十三条中「競売スヘシ」ヲ「為スヘシ」ニ改ム
第十四条中「競売」ヲ「公売」ニ改ム
第十八条第二項ヲ削ル
第二十条中「船舶、積荷目録」ヲ「船舶積荷目録又ハ運送目録」ニ改ム
第二十一条中「国籍、」ノ下ニ「登簿噸数、」ヲ加フ
第二十四条但書ヲ左ノ如ク改ム
但シ海難其ノ他已ムヲ得サル事故ニ因リ貨物ノ船卸ヲ為ストキ又ハ外国貨物ヲ積載セル沿海通航船内国貨物ノ積卸ヲ為スニ止マルトキハ此ノ限ニ在ラス
第二十五条中「所轄税関」ヲ「其ノ地所轄ノ税関」ニ改ム
第二十六条
削除
第二十七条中「箇数及数量」ヲ「箇数、数量及陸揚ノ事由」ニ、「税関官吏又ハ」ヲ「税関官吏ニ、税関官吏在ラサルトキハ」ニ改ム
第二十八条ノ二
警察官吏前二条ノ申告ヲ受ケタルトキハ其ノ地所轄ノ税関ニ通報スヘシ
第二十九条中「数量及原価」ヲ「数量、原価及積入地」ニ改ム
第三十条中「貨物ヲ税関ニ送致シ又ハ貨物ノ引取若ハ発送ヲナス為」ヲ「貸物ヲ保税地域ニ搬入シ若ハ保税地域ヨリ搬出シ又ハ保税地域内ニ於ケル貨物ノ取扱ヲナス為」ニ改ム
第三十三条ノ二
税関長カ関税法第二十八条ニ依リ税関構外ニ於テ貸物ノ陸揚船積ノ場所トシテ指定シ又ハ特許シタル地域ニハ外国貨物ヲ蔵置スルコトヲ得
第三十四条中「第十五号」ヲ「第十七号」ニ改ム
第三十五条第一項ヲ左ノ如ク改ム
関税定率法第八条又ハ第十条ニ依ル関税免除ノ貨物ヲ法定期間内ニ輸出セントスル者ハ輸出申告ヲ為スト同時ニ輸入免状又ハ之ニ代ルヘキ税関ノ証明書ヲ税関ニ提出スヘシ
第三十七条
輸入申告書ニハ積載船舶ノ名称、国籍、貨物ノ仕入地、積出地、産出地又ハ製造地、記号、番号、品名、箇数、数量及価格ヲ記載スヘシ
第三十七条ノ二
輸入申告書ニ添附スヘキ仕入書ハ貨物ノ仕入国ニ於テ作成シ貨物ノ売渡人ノ署名アルモノナルコトヲ要ス
第三十九条中「第十五号」ヲ「第十七号」ニ、「第十六号」ヲ「第十八号」ニ、「第二十号」ヲ「第二十二号」ニ改ム
第四十条中「第五号」ヲ「第七号及第十条」ニ改ム
第四十一条
削除
第四十三条
削除
「第四節 貨物ノ回漕」ヲ「第四節 貨物ノ運送」ニ改ム
第四十六条
海路ニ由ル貨物ノ運送申告書及運送目録ニハ船舶ノ名称、貨物ノ運送先、内外国貨物ノ区別、記号、番号、品名、箇数及数量ヲ記載シ仍運送申告書ニハ貨物ノ価格及運送ノ目的、運送目録ニハ荷受人ヲ記載スヘシ
陸路ニ由ル貨物ノ運送申告書及運送目録ニハ貨物ノ運送先、記号、番号、品名、箇数及数量ヲ記載シ仍運送申告書ニハ貨物ノ価格及運送ノ目的、運送目録ニハ荷受人ヲ記載スヘシ
第四十六条ノ二
関税法第三十九条ノ五ニ掲ケタル外国貨物運送ノ認許ヲ受ケントスル者ハ運送先、貨物ノ品名、箇数及数量ヲ記載シタル申請書ヲ提出スヘシ
第四十六条ノ三
関税法第三十九条ノ五ニ依リ外国貨物ノ運送ヲ認許シタルトキハ其ノ認許証ニ前条ノ申請書ニ記載シタル事項ノ外指定通路ヲ記載スヘシ
警察官吏前項ノ認許ヲ為シタルトキハ認許証ノ写ヲ其ノ地所轄ノ税関ニ送付スヘシ
第四十七条
運送貨物運送先ニ到達シタルトキハ運送免状ヲ税関ニ提出スヘシ
前項ノ場合ニ於テ運送貨物免状ト符合スルトキハ税関ハ免状ニ運送済ノ旨ヲ記入シテ之ヲ提出者ニ還付スヘシ
第四十九条
関税法第五十条第二項ニ依リ貨物ヲ公売スルトキハ公告シテ之ヲ為スヘシ
前項及関税法第五十一条ノ公告ニハ前条ニ掲ケタル事項ノ外公売ノ事由、公売ノ場所及時其ノ他必要ノ事項ヲ記載スヘシ
第四十九条ノ二
関税法第五十条第二項ニ依リ貨主ニ交付スヘキ残金アルトキハ之ヲ供託スルコトヲ得
第六十五条中「之ヲ公告シテ競売ニ付スヘシ」ヲ「公告シテ之ヲ為スヘシ」ニ、「競売」ヲ「公売」ニ改ム
附 則
本令ハ明治四十四年七月一日ヨリ之ヲ施行ス但シ第三十四条、第三十五条、第三十九条及第四十条中改正ニ関スル規定ハ明治四十四年七月十七日ヨリ、第三十七条ノ二ハ明治四十四年十月一日ヨリ之ヲ施行ス
関税法第三十二条第一項ニ依リ税関ニ提出シタル仕入書ハ明治四十四年九月三十日迄ニ其ノ貨物ノ輸入申告者ヨリ請求アリタルトキハ之ヲ還付ス
本文
詳細・沿革