樺太では現在、漁業料未納の場合に漁業免許を取り消す処分を行っているが、本年4月より漁業令を全面施行する準備に伴い、この取消処分が不可能となる。これは漁業令下では、一度許可した免許は条件違反があっても継続せざるを得ないためである。そこで現状の取消制度を維持するため本法案を提出した。また漁業料徴収については、内地との間で相互に徴収方法を補完し合うことを意図している。
参照した発言: 第27回帝国議会 衆議院 本会議 第18号