(鉄道営業法中改正法律)
法令番号: 法律第50号
公布年月日: 明治43年4月12日
法令の形式: 法律

改正対象法令

提案理由 (AIによる要約)

新刑法施行に伴う罰則規定の改正が必要となったことが主な理由である。また、鉄道営業法制定から相当期間が経過し、国有鉄道及び私設鉄道の営業上の実態に即した改正が必要となったことから、これらの改正を行うために本法案を提出することとなった。

参照した発言:
第26回帝国議会 衆議院 鉄道敷設法中改正法律案外一件委員会 第11号

審議経過

第26回帝国議会

衆議院
本会議 - 第20号
(明治43年3月12日)
鉄道敷設法中改正法律案外一件委員会 - 第11号
(明治43年3月14日)
鉄道敷設法中改正法律案外一件委員会 - 第12号
(明治43年3月17日)
本会議 - 第24号
(明治43年3月18日)
貴族院
本会議 - 第17号
(明治43年3月19日)
本会議 - 第19号
(明治43年3月23日)
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル鐵道營業法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十三年四月十一日
內閣總理大臣　侯爵　桂太郞
法律第五十號
鐵道營業法中左ノ通改正ス
第十三條ノ二　荷受人及荷送人ヲ確知スルコト能ハサル運送品ハ主務大臣ノ定ムル所ニ依リ公吿ヲ爲シタル後六月內ニ其ノ權利者ヲ知ル能ハサル場合ニ於テハ鐵道其ノ所有權ヲ取得ス託送手荷物及一時預リ品ニ付亦同シ
第十八條第三項ニ「乘車等級不明ナルトキハ其ノ列車ノ最優等級ニ依リ運賃ヲ計算ス」ヲ加フ
第二十四條、第三十三條及第三十九條中「二十五圓以下ノ罰金」ヲ「三十圓以下ノ罰金又ハ科料」ニ改ム
第二十五條中「五百圓以下ノ罰金又ハ三月以下ノ重禁錮」ヲ「三月以下ノ懲役又ハ五百圓以下ノ罰金」ニ改ム
第二十六條及第二十八條中「二十圓以下ノ罰金」ヲ「三十圓以下ノ罰金又ハ科料」ニ改ム
第二十七條中「三年以下ノ重禁錮ニ處シ五百圓以下ノ罰金ヲ附加ス」ヲ「三年以下ノ懲役ニ處ス」ニ改ム
第二十九條中「運賃ヲ免ルルノ目的ヲ以テ」ヲ「鐵道係員ノ許諾ヲ受ケスシテ」ニ、「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
第三十條中「三月以下ノ重禁錮又ハ五百圓以下ノ罰金」ヲ「三月以下ノ懲役又ハ五百圓以下ノ罰金」ニ改ム
第三十條ノ二　前二條ノ所爲ハ鐵道ノ吿訴ヲ待テ其ノ罪ヲ論ス
第三十一條、第三十二條及第四十一條中「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
第三十四條中「科料」ヲ「十圓以下ノ科料」ニ改ム
第三十五條　鐵道係員ノ許諾ヲ受ケスシテ車內、停車場其ノ他鐵道地內ニ於テ旅客又ハ公衆ニ對シ寄附ヲ請ヒ、物品ノ購買ヲ求メ、物品ヲ配付シ其ノ他演說勸誘等ノ所爲ヲ爲シタル者ハ科料ニ處ス
第三十六條第一項中「燈火ヲ滅シタル者ハ五十圓以下ノ罰金」ヲ「燈火ヲ滅シ又ハ其ノ用ヲ失ハシメタル者ハ五十圓以下ノ罰金又ハ科料」ニ、第二項中「三月以上三年以下ノ重禁錮ニ處シ五圓以上五十圓以下ノ罰金ヲ附加ス」ヲ「三年以下ノ懲役ニ處ス」ニ改ム
第三十七條中「科料」ヲ「十圓以下ノ科料」ニ改ム
第三十八條中「重禁錮ニ處シ百圓以下ノ罰金ヲ附加ス」ヲ「懲役ニ處ス」ニ改ム
第四十條中「十圓以下ノ罰金」ヲ「科料」ニ改ム
第四十三條中「罰金ノ刑ニ該ルヘキ輕罪若ハ違警罪」ヲ「罰金、拘留又ハ科料ノ刑ニ該ルヘキ罪」ニ改ム
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル鉄道営業法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十三年四月十一日
内閣総理大臣　侯爵　桂太郎
法律第五十号
鉄道営業法中左ノ通改正ス
第十三条ノ二　荷受人及荷送人ヲ確知スルコト能ハサル運送品ハ主務大臣ノ定ムル所ニ依リ公告ヲ為シタル後六月内ニ其ノ権利者ヲ知ル能ハサル場合ニ於テハ鉄道其ノ所有権ヲ取得ス託送手荷物及一時預リ品ニ付亦同シ
第十八条第三項ニ「乗車等級不明ナルトキハ其ノ列車ノ最優等級ニ依リ運賃ヲ計算ス」ヲ加フ
第二十四条、第三十三条及第三十九条中「二十五円以下ノ罰金」ヲ「三十円以下ノ罰金又ハ科料」ニ改ム
第二十五条中「五百円以下ノ罰金又ハ三月以下ノ重禁錮」ヲ「三月以下ノ懲役又ハ五百円以下ノ罰金」ニ改ム
第二十六条及第二十八条中「二十円以下ノ罰金」ヲ「三十円以下ノ罰金又ハ科料」ニ改ム
第二十七条中「三年以下ノ重禁錮ニ処シ五百円以下ノ罰金ヲ附加ス」ヲ「三年以下ノ懲役ニ処ス」ニ改ム
第二十九条中「運賃ヲ免ルルノ目的ヲ以テ」ヲ「鉄道係員ノ許諾ヲ受ケスシテ」ニ、「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
第三十条中「三月以下ノ重禁錮又ハ五百円以下ノ罰金」ヲ「三月以下ノ懲役又ハ五百円以下ノ罰金」ニ改ム
第三十条ノ二　前二条ノ所為ハ鉄道ノ告訴ヲ待テ其ノ罪ヲ論ス
第三十一条、第三十二条及第四十一条中「罰金」ヲ「罰金又ハ科料」ニ改ム
第三十四条中「科料」ヲ「十円以下ノ科料」ニ改ム
第三十五条　鉄道係員ノ許諾ヲ受ケスシテ車内、停車場其ノ他鉄道地内ニ於テ旅客又ハ公衆ニ対シ寄附ヲ請ヒ、物品ノ購買ヲ求メ、物品ヲ配付シ其ノ他演説勧誘等ノ所為ヲ為シタル者ハ科料ニ処ス
第三十六条第一項中「灯火ヲ滅シタル者ハ五十円以下ノ罰金」ヲ「灯火ヲ滅シ又ハ其ノ用ヲ失ハシメタル者ハ五十円以下ノ罰金又ハ科料」ニ、第二項中「三月以上三年以下ノ重禁錮ニ処シ五円以上五十円以下ノ罰金ヲ附加ス」ヲ「三年以下ノ懲役ニ処ス」ニ改ム
第三十七条中「科料」ヲ「十円以下ノ科料」ニ改ム
第三十八条中「重禁錮ニ処シ百円以下ノ罰金ヲ附加ス」ヲ「懲役ニ処ス」ニ改ム
第四十条中「十円以下ノ罰金」ヲ「科料」ニ改ム
第四十三条中「罰金ノ刑ニ該ルヘキ軽罪若ハ違警罪」ヲ「罰金、拘留又ハ科料ノ刑ニ該ルヘキ罪」ニ改ム