砂糖消費税法の改正案の主な内容は、税率の改正と製造・加工に対する取締規定の新設である。税率改正では、砂糖の種別間の税率格差を縮小することを第一の方針とし、税率の全般的な軽減を第二の方針とした。そのため、従来の4種類から6種類に分類を増やし、関税との関係や内地糖・台湾糖との関係、消費状況などを考慮して税率を設定した。また、糖蜜については品質や含有糖分の違いにより区分を設けた。製造・加工に関する取締については、製造場内での砂糖を原料とする製品製造を規制し、砂糖への澱粉や飴の混和による種別変更や数量増加を防ぐための明文規定を設けることとした。
参照した発言:
第26回帝国議会 衆議院 砂糖消費税法中改正法律案外七件委員会 第2号