日本は広大な海域と豊富な水産資源を有しているにもかかわらず、漁獲高は欧米諸国と比べて著しく低い状況にある。一方で人口増加に伴う食糧問題や経済発展のため、水産業の発展は急務である。現行の遠洋漁業奨励法は、アザラシ・トド・クジラなどの特定の漁業のみを対象としているが、これを改正して対象を拡大し、太平洋・日本海・東シナ海などでの漁業全般を奨励することで、水産業の発展を図りたい。
参照した発言: 第25回帝国議会 衆議院 本会議 第20号