南満鉄道会社が設置する小学校の教員に対する退隠料及び遺族扶助料の認可について、従来は外務大臣と文部大臣の指定認可を必要としていたが、時間と手間がかかるため、これを関東都督に委任することで手続きを簡素化し、教員の待遇改善と奨励を図ることを目的とする改正である。南満鉄道会社の学校数は今後も増加する見込みであり、教員奨励の観点から本改正は必要である。
参照した発言: 第24回帝国議会 貴族院 本会議 第17号