日本研究のための歴史情報
法令データベース
本データベースについて
(獣疫予防法中改正法律)
法令番号: 法律第四十四號
公布年月日: 明治41年4月8日
法令の形式: 法律
被改正法
リンク
改正:
獣疫予防法
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕帝國議會ノ協贊ヲ經タル獸疫豫防法中改正法律ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十一年四月七日
內閣總理大臣 侯爵 西園寺公望
農商務大臣 松岡康毅
法律第四十四號
獸疫豫防法中左ノ通改正ス
第二條中第一項ノ割註ヲ「東京市、京都市及大阪市ニ於テハ區長、市制町村制ヲ施行セサル地方ニ於テハ市町村長ニ準スヘキ者」ニ改ム
第四條第一項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ牛疫感染ノ疑アルモノニシテ第十四條ニ依リ地方長官東京府ハ警視總監以下之ニ傚フニ於テ免疫血淸ノ注射ヲ行ヒタルモノハ此ノ限ニ在ラス
第四條ノ二
前條第一項但書ニ該當スルモノト雖地方長官ニ於テ必要ト認ムルトキハ其ノ撲殺ヲ命スルコトヲ得
第五條中割註ヲ削ル
第六條中「及前條」ヲ「又ハ前二條」ニ改ム
第十條第一項中「第四條、第五條」ヲ「第四條、第四條ノ二、第五條」ニ改メ第三號ヲ左ノ如ク改ム
三
牛疫感染ノ疑アル爲撲殺シタル牛羊又ハ免疫血淸若ハ豫防液ヲ注射シタル後撲殺シタル獸類 評價額五分ノ四
第十一條第四號乃至第六號ヲ左ノ如ク改ム
四
第十二條第一項ノ命令ニ違背シ移動シタル獸類及物品
五
第十四條ニ依ル注射ノ執行ヲ妨ケタル場合ニ於ケル獸類
六
第十五條ノ命令ニ違背シ檢疫ヲ受ケス又ハ輸入若ハ移入シタル獸類及物品
七
有病地ヨリ輸入又ハ移入シタル獸類及物品
第十二條ニ左ノ一項ヲ加フ
警察官及獸醫又ハ檢疫委員ニ於テ必要ト認ムルトキハ一定ノ期間獸疫ニ罹リ又ハ其ノ疑アル獸類ヲ繫留シタル場所及其ノ近傍ニ對シ交通ヲ遮斷スルコトヲ得
第十四條
地方長官ハ獸疫豫防上必要ト認ムルトキハ獸類ニ付檢査ヲ行ヒ又ハ免疫血淸若ハ豫防液ノ注射ヲ行フコトヲ得
第十四條ノ二
警察官及獸醫又ハ檢疫委員獸類ノ檢査又ハ免疫血淸若ハ豫防液ノ注射ヲ行フ場合ニ於テ助力ヲ要求シタルトキハ所有者又ハ管理人ハ之ヲ拒ムコトヲ得ス
第十五條
外國又ハ本法ヲ施行セサル地方ヨリ獸疫侵入ノ危險アリト認ムルトキハ有病地ヨリ又ハ有病地ヲ經テ輸入シ又ハ移入スル獸類及物品ノ檢疫ヲ行ヒ又ハ其ノ輸入若ハ移入ヲ停止スルコトヲ得
第十七條
左ノ各號ノ一ニ該當スル者ハ五圓以上百圓以下ノ罰金ニ處ス
一
第二條ニ違背シタル獸醫
二
第三條又ハ第四條第一項ニ違背シタル者
三
第五條又ハ第十二條ノ命令ニ違背シタル者
四
第十四條ニ依ル檢査又ハ注射ヲ妨ケタル者
五
第十五條ノ檢疫ヲ受ケス又ハ輸入若ハ移入ノ停止ニ違背シタル者
第十九條
削除
附 則
本法ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
朕帝国議会ノ協賛ヲ経タル獣疫予防法中改正法律ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十一年四月七日
内閣総理大臣 侯爵 西園寺公望
農商務大臣 松岡康毅
法律第四十四号
獣疫予防法中左ノ通改正ス
第二条中第一項ノ割註ヲ「東京市、京都市及大阪市ニ於テハ区長、市制町村制ヲ施行セサル地方ニ於テハ市町村長ニ準スヘキ者」ニ改ム
第四条第一項ニ左ノ但書ヲ加フ
但シ牛疫感染ノ疑アルモノニシテ第十四条ニ依リ地方長官東京府ハ警視総監以下之ニ倣フニ於テ免疫血清ノ注射ヲ行ヒタルモノハ此ノ限ニ在ラス
第四条ノ二
前条第一項但書ニ該当スルモノト雖地方長官ニ於テ必要ト認ムルトキハ其ノ撲殺ヲ命スルコトヲ得
第五条中割註ヲ削ル
第六条中「及前条」ヲ「又ハ前二条」ニ改ム
第十条第一項中「第四条、第五条」ヲ「第四条、第四条ノ二、第五条」ニ改メ第三号ヲ左ノ如ク改ム
三
牛疫感染ノ疑アル為撲殺シタル牛羊又ハ免疫血清若ハ予防液ヲ注射シタル後撲殺シタル獣類 評価額五分ノ四
第十一条第四号乃至第六号ヲ左ノ如ク改ム
四
第十二条第一項ノ命令ニ違背シ移動シタル獣類及物品
五
第十四条ニ依ル注射ノ執行ヲ妨ケタル場合ニ於ケル獣類
六
第十五条ノ命令ニ違背シ検疫ヲ受ケス又ハ輸入若ハ移入シタル獣類及物品
七
有病地ヨリ輸入又ハ移入シタル獣類及物品
第十二条ニ左ノ一項ヲ加フ
警察官及獣医又ハ検疫委員ニ於テ必要ト認ムルトキハ一定ノ期間獣疫ニ罹リ又ハ其ノ疑アル獣類ヲ繋留シタル場所及其ノ近傍ニ対シ交通ヲ遮断スルコトヲ得
第十四条
地方長官ハ獣疫予防上必要ト認ムルトキハ獣類ニ付検査ヲ行ヒ又ハ免疫血清若ハ予防液ノ注射ヲ行フコトヲ得
第十四条ノ二
警察官及獣医又ハ検疫委員獣類ノ検査又ハ免疫血清若ハ予防液ノ注射ヲ行フ場合ニ於テ助力ヲ要求シタルトキハ所有者又ハ管理人ハ之ヲ拒ムコトヲ得ス
第十五条
外国又ハ本法ヲ施行セサル地方ヨリ獣疫侵入ノ危険アリト認ムルトキハ有病地ヨリ又ハ有病地ヲ経テ輸入シ又ハ移入スル獣類及物品ノ検疫ヲ行ヒ又ハ其ノ輸入若ハ移入ヲ停止スルコトヲ得
第十七条
左ノ各号ノ一ニ該当スル者ハ五円以上百円以下ノ罰金ニ処ス
一
第二条ニ違背シタル獣医
二
第三条又ハ第四条第一項ニ違背シタル者
三
第五条又ハ第十二条ノ命令ニ違背シタル者
四
第十四条ニ依ル検査又ハ注射ヲ妨ケタル者
五
第十五条ノ検疫ヲ受ケス又ハ輸入若ハ移入ノ停止ニ違背シタル者
第十九条
削除
附 則
本法ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
本文
詳細・沿革