内地の石油産業保護と海関税の減収防止を目的とする法案である。国内の石油生産は消費量の3分の1に留まり、残りは輸入に依存している。国内では既に3000万円の資本を投じて石油事業が進行中である。現行の輸入税は精製油が5割、原油が2割で3割の差があり、この状況を放置できない。そこで、原案の甲乙区分を甲乙丙丁戊己の6区分に修正し、蒸留液の原液容量に対する百分率に応じて17銭から36銭までの段階的な税率を設定することで、国内産業保護と輸入のバランスを図る内容となっている。
参照した発言:
第24回帝国議会 衆議院 本会議 第13号
一一二 醋酸 同 八、〇〇 |
一三四ノ二 醋酸石灰 同 〇、四一 |
一三四ノ三 アセトン 同 一五、一三 |
一一二 醋酸 同 八、〇〇 |
一三四ノ二 醋酸石灰 同 〇、四一 |
一三四ノ三 アセトン 同 一五、一三 |