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(海軍給与令中改正ノ件)
法令番号: 勅令第百三十九號
公布年月日: 明治40年4月22日
法令の形式: 勅令
被改正法
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改正:
海軍給与令
国立国会図書館『官報』
国立国会図書館『法令全書』
国立公文書館『御署名原本』
日本法令索引
朕海軍給與令中改正ノ件ヲ裁可シ玆ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十年四月二十日
內閣總理大臣 侯爵 西園寺公望
海軍大臣 齋藤實
勅令第百三十九號
海軍給與令中左ノ通改正ス
第三十四條第一項ヲ左ノ如ク改ム
左ノ各號ノ一ニ當ル下士卒ニハ各號ニ就キ一日六錢以內ノ加俸ヲ給ス但シ第三號ニ當ル者二箇以上ノ證狀ヲ併有スル場合ニ於テ加俸ノ額同シキトキハ後ニ受ケタル證狀、異ナルトキハ多額ニ就キ之ヲ給ス
一
善行章ヲ有スル者
二
敎員ノ職ヲ奉スル者
三
掌砲證狀、掌水雷證狀、軍樂敎員適任證書、軍樂高等科卒業證書、軍樂普通科卒業證書、掌信證狀、信號證狀、掌機證狀、掌電機證狀、掌工證狀、船匠證狀、裝創證狀、掌記證狀又ハ焚火選手證狀ヲ有スル者
第五十五條第二項中「士官ノ額」ノ下ニ「ノ三分ノ二」ヲ加ヘ第三項ヲ左ノ如ク改ム
海軍高等武官進級條例第二十條又ハ第二十一條ノ規定ニ依リ兵曹長又ハ機關兵曹長ヨリ各其ノ上官ニ進級シタルトキハ第十表初任手當士官ノ額ノ三分ノ一、海軍准士官下士任用進級條例第十七條ノ規定ニ依リ下士ヨリ准士官ニ任用シタルトキハ同手當准士官ノ額ヲ給ス
豫備准士官以上ニ任用シ又ハ豫備候補生ニ採用シタル場合ニ於テ初任手當給與ノ必要アルトキハ士官以上ニ在リテハ第十表相當額ノ三分ノ一以內、准士官及候補生ニ在リテハ同表相當額以內ヲ給スルコトヲ得
第八十三條ノ二
在臺灣官衙在勤ノ准士官以上、候補生及軍屬公務旅行又ハ私事ニ因リ其ノ在勤地ヲ離ルルトキハ糧食ヲ給セス
第二表判任待遇ノ欄中「十五圓」ヲ「二十圓」、「十四圓」ヲ「十八圓」、「十三圓」ヲ「十六圓」、「十二圓」ヲ「十五圓」、「十一圓」ヲ「十四圓」、「十圓」ヲ「十三圓」、「九圓」ヲ「十二圓」ニ改メ末欄第四號中「二十圓迄」ヲ「二十五圓迄」ニ改ム
第十表初任手當ノ欄中「八十圓」ヲ「三百圓」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
海軍機關術練習所條例ニ依リ授與セラレタル船匠術敎員適任證書ヲ有スル者ハ其ノ有效期間第三十四條ニ依リ加俸ヲ給ス
朕海軍給与令中改正ノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム
御名御璽
明治四十年四月二十日
内閣総理大臣 侯爵 西園寺公望
海軍大臣 斎藤実
勅令第百三十九号
海軍給与令中左ノ通改正ス
第三十四条第一項ヲ左ノ如ク改ム
左ノ各号ノ一ニ当ル下士卒ニハ各号ニ就キ一日六銭以内ノ加俸ヲ給ス但シ第三号ニ当ル者二箇以上ノ証状ヲ併有スル場合ニ於テ加俸ノ額同シキトキハ後ニ受ケタル証状、異ナルトキハ多額ニ就キ之ヲ給ス
一
善行章ヲ有スル者
二
教員ノ職ヲ奉スル者
三
掌砲証状、掌水雷証状、軍楽教員適任証書、軍楽高等科卒業証書、軍楽普通科卒業証書、掌信証状、信号証状、掌機証状、掌電機証状、掌工証状、船匠証状、装創証状、掌記証状又ハ焚火選手証状ヲ有スル者
第五十五条第二項中「士官ノ額」ノ下ニ「ノ三分ノ二」ヲ加ヘ第三項ヲ左ノ如ク改ム
海軍高等武官進級条例第二十条又ハ第二十一条ノ規定ニ依リ兵曹長又ハ機関兵曹長ヨリ各其ノ上官ニ進級シタルトキハ第十表初任手当士官ノ額ノ三分ノ一、海軍准士官下士任用進級条例第十七条ノ規定ニ依リ下士ヨリ准士官ニ任用シタルトキハ同手当准士官ノ額ヲ給ス
予備准士官以上ニ任用シ又ハ予備候補生ニ採用シタル場合ニ於テ初任手当給与ノ必要アルトキハ士官以上ニ在リテハ第十表相当額ノ三分ノ一以内、准士官及候補生ニ在リテハ同表相当額以内ヲ給スルコトヲ得
第八十三条ノ二
在台湾官衙在勤ノ准士官以上、候補生及軍属公務旅行又ハ私事ニ因リ其ノ在勤地ヲ離ルルトキハ糧食ヲ給セス
第二表判任待遇ノ欄中「十五円」ヲ「二十円」、「十四円」ヲ「十八円」、「十三円」ヲ「十六円」、「十二円」ヲ「十五円」、「十一円」ヲ「十四円」、「十円」ヲ「十三円」、「九円」ヲ「十二円」ニ改メ末欄第四号中「二十円迄」ヲ「二十五円迄」ニ改ム
第十表初任手当ノ欄中「八十円」ヲ「三百円」ニ改ム
附 則
本令ハ公布ノ日ヨリ之ヲ施行ス
海軍機関術練習所条例ニ依リ授与セラレタル船匠術教員適任証書ヲ有スル者ハ其ノ有効期間第三十四条ニ依リ加俸ヲ給ス
本文
詳細・沿革