第一條 牡牛ハ本法ニ依リ檢査ヲ受ケ合格シタルモノニ非サレハ種付ケニ使用スルコトヲ得ス
第二條 檢査ニ合格シタル種牡牛ニハ體ノ一部ニ烙印シ其ノ所有者ニ證明書ヲ下付ス
第三條 證明ノ效力ハ滿一箇年トス但シ命令ノ定ムル所ニ依リ其ノ期間ヲ伸長スルコトヲ得
前項期間內ト雖疾病其ノ他ノ事故ニ因リ種牡牛ニ不適當ナリト認メタルトキハ證明ノ效力ヲ停止シ又ハ之ヲ取消スコトヲ得
第六條 學術硏究ノ爲牡牛ヲ種付ケニ使用セムトスル者アルトキハ地方長官ハ農商務大臣ノ認可ヲ經特ニ其ノ種付ケヲ許可スルコトヲ得
第七條 檢査ニ合格セサル牡牛又ハ證明ノ效力ヲ失ヒ若ハ停止セラレタル種牡牛ヲ種付ケニ使用シタル者ハ二十圓以下ノ罰金ニ處ス